コラム

空港は人手不足 イスラエルから

先日、トルコに行く機会があった。イスラエルでは、コロナによる制限がなくなり、旅行好きのイスラエル人たちは外国旅行に出掛けている。

【上昇気流】(2022年8月4日)

「クマはものすごくうまそうにサーモンを食べる。体長80㌢はあるサーモンにかぶりつくとバリッ、バリッと骨が砕ける音が聞こえてくる」――。動物写真家、前川貴行さんの写真集『クマたちの世界』の一節。

オンラインで開催された「県民大会」

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する「オール沖縄会議」は7月30日、「復帰50年!新たな基地負担を許さない県民大会」をオンライン開催した。事前に収録した参加者のメッセージが配信された。

【上昇気流】(2022年8月3日)

生物学者らに、人間とウイルスとの間で「共生関係」を結ぶことが大事だという考え方がある。ウイルスなどの病原体にはすみ処(か)があり、本来は相応の野生動物が宿主だが、今日、自然環境の破壊が続いていてそれがままならない。

【上昇気流】(2022年8月2日)

全国各地で猛暑日が続き、熱中症予防のため高齢者は日中の外出を控えるようにと言われている。しかし家の中にばかりいるとどうも体がなまるようで、近くの緑道を歩いた。木陰が意外と涼しく、夏の日を浴びた百日紅(さるすべり)が美しい花を咲かせている。

墓に知る先祖の功績

父の三回忌法要があった。東北の農村部にある実家の墓には、もちろんこれまで幾度も参っているが、今回ほど、実家の墓をじっくり見たことはなかった。自分が還暦を過ぎて墓に入るのが遠くないからだろう。

【上昇気流】(2022年8月1日)

鹿児島市・桜島の爆発的噴火をめぐって同市の下鶴隆央市長は、噴火警戒レベルが3(入山規制)から5(避難)に引き上げられたことについて「大規模噴火の予兆なのか、居住地域に飛散する恐れから引き上げたのか、分かりやすい情報発信の在り方が検討されるべきだ」と気象庁に注文を付けたという。

【上昇気流】(2022年7月31日)

「七〇歳になった。/なってしまった。/真壁雲斎の齢を、八歳も越してしまった」――。山岳小説や伝奇小説などで知られる作家の夢枕獏さんのエッセー『仰天・俳句噺』から。真壁雲斎とは小説「キマイラ」に登場する武道の達人だ。62歳の雲斎のことを老人と30代の夢枕さんは書いたが、自分が70歳になって、60代は老人ではないと実感を込めて記している。

【上昇気流】(2022年7月30日)

新盆の7月が瞬く間に去っていく。今年は京都の祇園祭で山鉾(やまほこ)巡行が3年ぶりに行われ、今週日曜日には「後祭」の巡行で「鷹山(たかやま)」と呼ばれる山鉾が196年ぶりに蘇(よみがえ)った。晴天下の都大路を祇園囃子の音と共に堂々と巡行した。

肥満大国からの脱却 シンガポールから

かつて肥満は豊かさの象徴でもあったが、近年では不健康で病気の温床との認識に変わりつつある。それでも世界の肥満人口は21億人。中には国を挙げて、肥満対策に取り組んでいるところもある。

【上昇気流】(2022年7月29日)

新型コロナウイルス新規感染者が全国で23万人を超え、最多を更新した。そんな中で3年ぶりに対面で開かれた全国知事会では、新型コロナの感染症法上の扱いを見直すことなど対策を転換すべきとの意見が相次いだ。

ヤギの食欲が新たなビジネスに 米国から

先日、米国人と公園を散策中、「その草に気を付けろ」と注意された。この草は、ポイズンアイビーというツタの一種で、三つの葉が一組みになっているのが特徴。誤ってこの植物と接触すれば、かゆみや痛みを伴う発疹を引き起こす可能性があり、数週間続くこともあるという。

【上昇気流】(2022年7月28日)

東京都写真美術館で「メメント・モリと写真」展が開かれている(9月25日まで)。メメント・モリとはラテン語で「死を想(おも)え」の意味。この言葉は中世末期の西欧で、骸骨が人間と踊る「死の舞踏」のイメージと結び付き、芸術の題材となった。

【上昇気流】(2022年7月27日)

映画やドラマを早送りしながらインターネットで見る「倍速視聴」が広がっているらしい。録画したテレビ番組をCMを飛ばしながら見るのは普通だが、当方は本編そのものを倍速で見ることはない。

ウィーン発「夏の過ごし方」オーストリアから

とにかく暑い。クーラー完備の日本の夏の日々が懐かしくなる。アルプスの小国オーストリアでは冬対策は万全だが、灼熱(しゃくねつ)の夏対策はかなり遅れている。そもそも35度以上の夏は想定外だ。

病院の気になる“あれこれ”

早々と梅雨明けし、熱帯夜、真夏日の続いた6月下旬から2週間余り、入院した。医師の診断は心房粗動。心拍数が1分間に150前後、全身に血液が回りにくくなり、心房が“バクバク暴走”している状態だった。

【上昇気流】(2022年7月26日)

東京湾に浮かぶ無人島「猿島」に渡り、旧日本軍の要塞(ようさい)跡を見てきた。横須賀の三笠公園の桟橋から出る連絡船で行ける。船も島も観光客で溢(あふ)れていた。

【上昇気流】(2022年7月24日)

第167回芥川賞・直木賞の受賞作が発表された。芥川賞は高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」(「群像」1月号)、直木賞は窪美澄さんの「夜に星を放つ」(文藝春秋)が選ばれた。

【東風西風】ことわざに見る文化の違い

ことわざというのは、誰でも一度は聞いたことがあるというものが少なくない。

【上昇気流】(2022年7月23日)

国連科学委員会の前議長ギリアン・ハース氏が来日していたことを小紙20日付で初めて知った。東京都内の日本記者クラブで会見し、東京電力福島第1原発事故による放射線被曝(ひばく)について「直接影響した健康被害はない」との見解を改めて示したという。

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