コラム
【上昇気流】(2022年9月8日)
今年は7月前に猛暑となり、一時は梅雨明けが宣言されたほどだった。関東地方の梅雨入りは6月6日で平年並みだったが、梅雨明けは速報値で6月27日と発表された。その後、確定値では7月23日となった。
【上昇気流】(2022年9月5日)
潜水艇を使って日本周辺の深海調査を行っている名古屋大学などのグループが、房総半島の南東から続く小笠原海溝で、日本人としては初めて水深9801㍍の深海に到達した。快挙だ。
【上昇気流】(2022年9月4日)
そろそろ秋の気配を感じる季節となった。虫の声もセミが少なくなり、夕方からは秋の虫、コオロギなどの声が聞こえてくる。日中はいまだに暑いことが多いが、朝夕は涼しくなっている。
【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(15)敗退の予兆(上) 活かされなかったウェーキの戦訓 飛行場建設や要塞化能力が戦局左右
これまで太平洋戦争初戦において赫赫(かくかく)たる武勲を挙げながら、悲劇的な最期を遂げた南雲(なぐも)忠一と山下奉文(ともゆき)という二人の軍人の軌跡を辿(たど)ってきた。だが二人の共通点はそれに留(とど)まらない。軍最高首脳との関わりが彼らの人生や後世の評価を左右した点も似ている。最高首脳とは、南雲にあっては山本五十六、山下は東條英機だ。
【東風西風】生誕100年山下清の文章と映画
放浪の天才画家、山下清が生まれて今年が100年目ということで、各地で記念の回顧展が開かれている。山下清といえばその貼り絵が何と言っても素晴らしいが、文章も面白い。
【上昇気流】(2022年9月3日)
「とんとん とんからりと隣組」――。これをメロディーで口ずさめる方はなかなかの年配者だろう。もう少し若い世代であれば「ド・ド・ドリフの大爆笑」はどうだろう。前者は昭和初期の戦時歌謡「隣組」、後者はコント集団「ザ・ドリフターズ」のテレビ番組オープニングソング。原曲は隣組だ。
【上昇気流】(2022年9月2日)
ソ連最後の最高指導者で東西冷戦を終結に導いたミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領が亡くなった。ロシアのウクライナ侵攻に対して、自身が創設した「ゴルバチョフ財団」が「人命に勝る価値はない」として、和平交渉を求めていた。その死は、民主派の衰退を象徴するようにもみえる。
【上昇気流】(2022年9月1日)
福島県猪苗代町に中ノ沢温泉がある。安達太良山の西側のふもとで標高740㍍の高原地帯。西の山々は裏磐梯で、二つの山の間を国道115号が南北に走り、猪苗代町と福島市を結んでいる。
【上昇気流】(2022年8月31日)
文部科学省は、デジタルや脱炭素など、成長分野を担う理工系人材の育成強化に取り組む大学や高等専門学校を支援し、学部や学科を再編する時の初期費用などを援助するという。数千億円規模の基金創設の方向で、壮大なプランだ。
半地下は住むべきか 韓国から
カンヌ映画祭最高賞などを受賞した韓国映画「パラサイト(半地下の家族)」ですっかり有名になった韓国の半地下住宅。映画は半地下に住む貧困世帯が主人公で、格差社会に焦点を当てたものだったが、実は別の問題も潜んでいることが浮き彫りになった。
夏休みの自由研究
昭和半ば生まれの筆者たちは、夏休みの自由研究で何をするか、頭を悩ませた。近年のように、インターネットで情報があふれている時代なら検索すれば、何かしらの研究テーマが決まったり、製作するものが決められる時代になった。
【上昇気流】(2022年8月30日)
来月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬に際し、政府は各省庁に弔旗掲揚や黙祷(もくとう)による弔意表明を求める閣議了解を見送る方針を固めたという。哀悼の意を示す閣議了解は、2020年の中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬などでも行われてきた。国葬で行わないというのは筋が通らない。
【上昇気流】(2022年8月29日)
現役で芸歴最長の落語家だった三遊亭金翁さんが93歳で亡くなった。昨年11月には川柳川柳さんが90歳で亡くなった。お二人とも晩年まで高座に上がって笑いを取っていたので、急に寂しくなった。



