コラム

続くタマネギ狂騒曲 フィリピンから

 前代未聞のタマネギの高騰が続くフィリピンで、ついに大手航空会社の客室乗務員による「タマネギ密輸騒動」が発生し物議を醸している。

【上昇気流】(2023年1月27日)

人口減少で増える空き家対策で、政府は今国会で「空き家対策特別措置法」を改正する方針だ。空き家の総数は20年間で1・5倍に膨らみ、うち居住目的のない空き家が約350万戸あるという。

動物大国のような「シャカラ」 ブラジルより

知人が郊外に持つ「シャカラ」に家族で招かれた。年越しは、除夜の鐘ならぬ街中に響き渡る盛大な打ち上げ花火で迎えたが、その後は緑に囲まれた郊外で知人たちとシュラスコパーティー。ブラジルならではの年越し・新年の過ごし方だった。

【上昇気流】(2023年1月26日)

NHKBS1で「銀嶺の空白地帯に挑む~カラコルム・シスパーレ~」という番組を見た。再放送だったが、見逃した番組を見ることができるというのは、失くしたものを見つけたような喜びだ。

【上昇気流】(2023年1月25日)

昔は「文学全集」というものが発刊された。『漱石全集』のような個人全集ではなく、近代文学の多くの作家の作品を全50巻ぐらいで刊行する。1人で1巻であればいいのだが、2人で1巻(時に4人で1巻)という場合もある。

「サケ」人気は本物 韓国から

韓国でも新型コロナウイルスの感染状況が安定的に管理できていることを受け、ついに屋内のマスク着用が「義務」から「勧告」になることが決まった。こうなると国民の気持ちにもゆとりが出始め、特に「アフター6」(韓国の退勤時間は午後6時)を楽しむ人々が増えてくる。そのとき、友人と、恋人と、会社の同僚と親睦や愛情を深めるのに欠かせないのがお酒だが、最近は通な飲み方として日本酒を求める人が増えている。

日本人の箸文化に思う

箸にもいろいろある。高級料亭で供されるもの、お祝いで贈り物にする一膳数千円から数万円の箸。コンビニや一膳飯屋で供される割り箸まで、ピンからキリまである。特に、正月は親戚一同が集まったり、新年会でちょっと良い店に通うとなると、着るものから振る舞いまで気になってしまう。

【上昇気流】(2023年1月24日)

NHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康は毎回のように難題に直面し、家臣たちから「どうする」「どうする」と決断を迫られ、ほとんどパニック状況になる。そんな過程を経て成長し、泰平の世を築いていくのが見どころのようだ。

【上昇気流】(2023年1月23日)

昨夏、ラニーニャ現象などの影響により異例の早さで梅雨明けが発表された四国の瀬戸内海沿岸地域をその後訪ねたが、水不足が心配された。

【上昇気流】(2023年1月22日)

きょうは旧暦の正月に当たる。日本では1日の元日から正月になるが、韓国や中国では、この旧暦で祝う習慣が残っている。韓国では「ソルラル」、中国では「春節」と呼び、盛大に祝う。この期間は帰省や旅行などで大移動が起こる。

【東風西風】共生の在り方 マタギはSDGsの原点

今年、東北北部の白神山地がユネスコの世界自然遺産に登録されて30周年を迎える。約8千年前から残存する東アジア最大の原生的なブナの森林だ。野生生物の宝庫でもある。周辺地域には縄文遺跡も多く、古くから山と人との関わりも深かったことがうかがえる。マタギと呼ばれる地域の人々の生活の場でもあった。

【上昇気流】(2023年1月21日)

1980年代の半ば、哲学者の梅原猛さんは「ホテル・ニューハンプシャー」という米国の小説を読んで衝撃を受けた。同性愛、レイプ、兄弟相姦、麻薬など異常な出来事が日常茶飯事のように描かれていたからだ。それで堪(たま)らず、その驚きを新聞で語った。

空の安全を維持する日まで ネパールから

新年早々、飛行機墜落事故が起きた。15日、カトマンズからやや北西100キロ余りに位置する都市ポカラの空港付近でイエティ航空691便が墜落した。搭乗した72人全員死亡という大惨事で、このうち半数はネパール人、他はインド、ロシア、韓国、アルゼンチン、オーストラリア、フランス、アイルランド人だった。

【上昇気流】(2023年1月20日)

旧友と会うために久しぶりに銀座に出ると、外国人観光客の姿がかなり見られた。銀座通りを歩く7割方が外国人という新型コロナウイルス蔓延(まんえん)以前の印象からすればまだ少ないが、結構目立つ。

旧市街の土産物屋 イスラエルから

エルサレム旧市街を訪れた。クリスマスと新年ムードも過ぎて通常モードという感じだ。

【上昇気流】(2023年1月19日)

かつて米国のワシントンで行われた国際会議に出席した帰路、航空機で東京に戻ったことがあった。窓際の席から大陸の風景を飽かずに眺め、ノートに次々スケッチした。

摩文仁の丘で平和を思う

沖縄に移住して1カ月、落ち着いた休みが取れたので、糸満市の沖縄県平和祈念公園に行ってきた。沖縄戦の歴史に詳しい知人が案内してくれることになったからだ。

【上昇気流】(2023年1月18日)

国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されてから15日で3年。この間、ワクチン開発では欧米の大手製薬会社に後れを取っている。

遅れる「ヒトラーの生家」改修工事 オーストリアから

オーストリアのオーバーエスタライヒ州西北部イン川沿いのブラウナウ・アム・インには、アドルフ・ヒトラーの生家がある。その生家から100㍍余り北の方向に歩くとイン川が流れている、その川を越えるとそこはドイツのバイエルン州だ。もし、ヒトラーの生家がイン川を越えた所にあったならば、ヒトラーはドイツ人だ。実際は、生家はオーストリア領土内にあったから、ナチス・ドイツの指導者ヒトラーの国籍はオーストリア人だった。

文系と理系に区分すること

年明け、文科省は理系人材育成に向けて数千億円規模の基金を創設し、理工農系の学部を増やすために3000億円を活用する方針を決めた。今後、79万人規模のIT人材の不足に備えて、文系の多い私立大学に理系学部の新設や転換を促す戦略である。

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