教育
「サイエンステックフェス2022」開催 沖縄県那覇市
沖縄県は、科学技術に対する理解と関心を高めることを目的に、昨年11月12日~12月11日の1カ月間を「おきなわサイエンステック月間」に定め、さまざまな行事が行われた。その締めくくりとして未就学児から高校生、その保護者を対象にした「サイエンステックフェス2022」が12月11日、那覇市のサンエー那覇メインプレイスで開かれた。さまざまな実験が行われ、子供たちは目を丸くし、高校生たちは研究発表を行った。
子育てと田舎暮らしを体験「遊学」 秋田県由利本荘市とみどり保育園が連携
秋田県由利本荘市は県外の都市部に住む家族を対象に昨秋、子育てと田舎暮らしを10日間程度体験してもらう「ゆりほん保育園遊学」を初めて実施した。移住を検討する家族もいるなど好評で、受け入れた東由利地域も交流を通して活気づいた。少子高齢化が進む中、にぎわい創出につながる事業として継続する意向だ。
北海道の縄文文化に関心持って
昨年7月に北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に登録されて1年余りが経過する中、さっぽろ縄文探検隊(代表、藤田慎也氏)はこのほど、設立10周年を節目とする記念講演会を開催した。北海道内には世界文化遺産に登録された遺跡以外にも多数の縄文遺跡が存在し、それらの遺跡にも関心を持つことが重要だと訴えている。
被災地巡り復興・未来見詰める 福島県の旅行企画「ホープツーリズム」
東日本大震災と福島第1原発事故に見舞われた福島県で今、復興の歩みや現状を知ってもらう学びの旅「ホープツーリズム」が注目されている。交流人口拡大や風評・風化対策を目的に、県が6年前に始めた旅行企画で、今年度県内を訪れた利用者は7月末時点で7000人余に上る。去年の同じ時期のおよそ4倍となり、過去最多となる見通しだ。
学校給食の変遷・在り方を考える 札幌市学校給食栄養士会が展示会
食」を大切にし、健やかで豊かな食生活を送ることで子供の育成を目指す学校給食の展示会がこのほど、札幌市内の地下歩行空間で開かれた。同市内の小中学校、特別支援学校などの学校給食に関わる栄養教諭や栄養士で組織される札幌市学校給食栄養士会が主催する展示会には多くの市民が足を止めて見入っていた。
島の成り立ち学び自然に親しむ 「しまうみ探検隊」 石垣島で開催
「第2回しまうみ探検隊in石垣」(主催・海と日本プロジェクト県実行委員会)はこのほど、3日間の日程で沖縄県石垣市で行われ、県内在住の小学5、6年生20人が海や畑などを訪れ、島の成り立ち、人の暮らしとの関係性、自然を守るために何ができるのかについて学んだ。
「民謡で元気を届けます」 秋田県大仙市・大曲農業高校の郷土芸能部
“大曲の花火”で有名な秋田県大仙市の大曲農業高校に郷土芸能部がある。ここ2年ほど新型コロナウイルス感染症の影響で活躍の場は限られてきたが、「郷土に元気を届けます」をモットーに今年は12人の部員が民謡の継承と地域貢献に元気な笑顔を見せている。
一音木琴を通じて障害児療育 NPО法人アジェンダやまがた
山形県山形市では、障害児やそれに伴う自閉症などのための木琴を使用した音楽療育「こだまメソッド」が注目されている。NPО法人「アジェンダやまがた」(代表=児玉千賀子さん)が独自に開発したもので、「先生の授業を助け、子供も生き生きと学べる仕組みができる」として、全国へ支援の輪を広げていきたい考えだ。
文化財の保存・修復に丹精込めて 石川県文化財保存修復工房
伝統文化が継承される石川県金沢市には、古文書や掛け軸などの文化財を傷みや虫食いなどから守ったり保存修復したりする工房がある。「石川県文化財保存修復工房」だ。兼六園に近い県立美術館の別棟として建てられ、6年前に移転改修された。広々とした作業スペースが確保され、修復の様子はガラス窓越しに常時見学できる。手元の細かな作業は、映像を駆使してつぶさに紹介されている。文化財の保存に丹精を込める職人たちの気質が伝わる。
学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために
メインテーマを「学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために~変わりゆく学校での飼育活動~」と題して全国学校飼育動物研究大会(鳩貝太郎会長)がZoomによるオンライン形式で開催された。中島由佳・大手前大学現代社会学部教授がホスティング方式での学校動物飼育を踏まえ研究成果を講演した。
実践体験し即戦力の人材育成 札幌で「北海道高等学校商業教育フェア」
地方の過疎化が進む中、地域の人材育成は急務になっている。そうした中で実践力・即戦力を育成する職業高校への期待は年々高まりを見せるが、札幌市内でこのほど全道の商業に関わる学科で学ぶ高校生が集まり、それぞれの学校が地元の商品や企業と協力して開発した商品を紹介・販売する「北海道高等学校商業教育フェア」が開催された。
学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために
メインテーマ「学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために~変わりゆく学校での飼育活動~」と題して全国学校飼育動物研究大会(鳩貝太郎会長)がZoomによるオンライン形式で開催された。
学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために
メインテーマを「学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために~変わりゆく学校での飼育活動~」と題して全国学校飼育動物研究大会(鳩貝太郎会長)がZoomによるオンライン形式で開催された。「生活科における動物飼育活動」と題して斎藤博伸・文部科学省初等中等教育局教科調査官が講演した。
全国レベルの「探究型授業」で地域活性化
秋田県教育委員会は、県外の児童生徒を受け入れる「秋田型教育留学推進事業」に取り組んでいる。全国学力・学習状況調査でトップレベルの好成績を支えているとされる同県の「探究型授業」を体験できることで注目されている。参加者のリピート率は高く、児童の満足度も高い。県教委では「高質な田舎『秋田県』にお越しください!」と参加を呼び掛けている。
子供たちの個性認め、育む視点で
新学習指導要領が実施され、「特別の教科 道徳」として出発した道徳教育。子供たちの受け取り方、教員の教え方がどのように変わったのか、また、変わるべきなのか、東京学芸大学に事務局を置いた「道徳授業パワーアップセミナー」がこのほど、Zoomを使って開かれた。同大学の永田繁雄教授は難しい岐路に立たされている教員、教員を目指す学生らを対象に「どういった視点で子供を育んでいけば良いのか、記述式となった評価をどうしたら良いのか」について講演した。
沖縄方言の使用頻度が大幅低下
沖縄県文化観光スポーツ部はこのほど、2021年度の「しまくとぅば県民意識調査」の報告書をまとめた。しまくとぅばは、沖縄方言を指す。この調査では、しまくとぅばの使用頻度がわずか1年で顕著に減少していることが分かった。普及のために教育が必要だという意見が主流を占めるものの、授業での学習については否定的な意見が目立っており、普及には課題を残したままだ。
「出汁の原点」精進料理で頂点
「全日本高校生WASHOKUグランプリ2022」の決勝大会がこのほど、石川県金沢市で開かれた。「出汁(だし)を使った和食」をテーマに、今回で3回目になる。食物科や調理科で学ぶ全国の高校から、書類審査を経て6校が審査員の前で腕を振るった。グランプリには三重県の県立相可(おうか)高校チームの「精進御膳」が輝いた。
秋田市で「森と木の生活塾」 秋田県森の案内人協議会
森と木に親しんでもらおうと、毎年恒例の「森と木の生活塾」が先日、秋田市河辺にある秋田県森林学習交流館「プラザクリプトン」の周辺と学習交流の森で開かれ、子供連れの家族などでにぎわった。主催・共催は、秋田県森の案内人協議会、プラザクリプトン。
『オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業』
北海道と東北各県の小学校教員らで構成する「函館・青森授業づくりの会」(藤原友和代表)が4月、『オリジナル地域教材でつくる「本気!」の道徳授業』(小学館、四六判、208ページ)を出版した。



