編集部
社説
【社説】葉梨法相更迭 政権に緊張感が足りない
葉梨康弘法相が法務行政の重責を自ら否定する軽率な発言の責任を取って辞任した。事実上の更迭であり当然である。あまりにお粗末な問題意識しか持ち合わせていなかった葉梨氏に重要閣僚を任せた岸田文雄首相の責任は重たい。同時に、メディアの動向を見ながら決断を迫られることを繰り返す首相の政治姿勢は危うい。政権に緊張感が欠けていることも猛省しなければならない。
コラム
【上昇気流】(2022年11月13日)
「秋の夜や旅の男の針仕事」(小林一茶)。江戸時代は電車や車のような便利なものがなかったので、遠出する時は足を使って歩いた。大名の参勤交代などを除けば長旅はほとんどなく、基本的には近郊への旅だった。健康でないと満足に歩くこともできないし、旅行自体も一般的ではなかった。
社説
【社説】自転車悪質違反 取り締まり強化で事故減らせ
自転車の交通事故が後を絶たないことを受け、警視庁が悪質な違反に対する取り締まりを強化した。東京都内では、自転車が関係する事故件数の高止まりが続いている。積極的な取り締まりを件数の減少につなげなければならない。
国内
革命政党は組織原則も大違い 本紙引用し首相を叱責
「世界日報の1面に地方議会で『共産主導の意見書、相次ぎ否決』という見出しの記事が出ている。われわれは岸田首相に何度も自民党の地方議員についても『調査すべきだ』と求めてきたのに応じてこなかった」
コラム
【心をつむぐ】文化財修復と大寒の水
石川県金沢市の兼六園側に「金城霊沢(きんじょうれいたく)」と呼ばれる泉がある。「金沢」の地名の由来となった場所と伝えられており、毎年7月の氷室開きには、この水でお茶を点(た)てて神前に供え、その後、お茶会で振る舞われる。それほどきれいな清水だ。
国内
日本宗教の多様性を生む神仏習合
日本宗教の特徴は神道と仏教の混交、補完、協力の神仏習合にある。そのありようは時代や社寺によって異なり、それが日本宗教の多様性を生んでいるといえよう。聖徳太子が構想した仏教立国の象徴・東大寺における神仏習合の行事が同寺境内にある手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)の例大祭「転害会(てがいえ)」で、10月5日、東大寺の僧を迎え行われた。
コラム
【上昇気流】(2022年11月12日)
孔子が編んだとされる『春秋』には洪水や干ばつ、地震などの天災は、誤った政(まつりごと)への天の警告とある。漢代には儒家がこの考えを盛んに広め、「天人相関説」と呼ばれた。
コラム
キャンドル灯る「諸聖人の日」フィンランドから
今月5日は、伝統的なキリスト教の祝日である「諸聖人の日」だった。毎年10月30日以降の最初の土曜日に、フィンランドでは諸聖人の日として祝われる。キリスト教の聖人や殉教者を称(たた)えるとともに、身内や親しかった故人を偲(しの)び追悼するのだ。
欧州・ロシア
聖戦と化す露のウクライナ侵攻 「非ナチ化」から「非サタン化」
プーチン大統領はウクライナ侵攻を正当化するロジックとして「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を主張した。侵攻は「ナチズムに染まった」ウクライナを解放するための「正義の戦い」というものだが、ここに至って「ロシアは悪の勢力―サタンそのものと戦っている」という理屈を広めつつある。
社説
【社説】露軍一部撤退 ウクライナ侵略失敗は明らか
ウクライナを侵略したロシアのプーチン政権が、軍を南部ヘルソン州の一部から撤退する決定をした。ウクライナは先に北東部ハルキウ州を奪還した後、南部へ反転攻勢し、露軍から解放する地域を拡大している。プーチン大統領は「特別軍事作戦」の失敗を悟り、無謀な侵略に終止符を打つ決断をすべきだ。



