編集部
コラム
【上昇気流】(2022年11月20日)
「銀杏散る我が珈琲にも一つ落ちよ」(仙田洋子)。東京郊外の私鉄沿線には、近くに喫茶店がある駅とない駅があるようだ。ちょっとひと休みしたい時にはあると便利である。
社説
【社説】北のICBM 反撃能力保有で圧力強化を
北朝鮮が平壌近郊から大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル1発を日本海に発射した。ミサイルは北海道渡島大島の西方約200㌔の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。渡島大島付近では操業中の漁船もあった。危険な挑発は断じて容認できない。
コラム
【東風西風】文人墨客の煎茶趣味
中国を旅行した時、毎日のように茶を飲んでいた。陶器のカップに茶葉を一つまみ入れて熱湯を注ぎ、ふたをしてしばらく待つ。浮いた茶葉が沈んでから茶をすする。どこでもこの飲み方で、湯がなくなれば足して飲む。
国内
種苗メーカーから約50点の菊 秋田県 花の祭典/秋田拠点センターアルヴェ
菊と言えば、庭に生えている小菊や、菊人形の大輪は知られているが、切り花用の品種改良が活発にされている。秋田市の秋田拠点センターアルヴェで先日開かれた「秋田県花の祭典」では、種苗メーカーから約50点の菊が出品された(写真)。中には、秋田県オリジナル品種として2012年にデビューし東京大田市場で大人気の「NAMAHAGEダリア」そっくりの真ん丸い花もある。
国内
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914~2007年)が、蒐集(しゅうしゅう)したピカソやクレーなど20世紀絵画のコレクションを中心にした「ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」が東京・上野の国立西洋美術館で開かれている(来年1月22日まで)。
国内
70年ぶり茅葺屋根全層修理 国の重要文化財「慈恩寺本堂」/山形県寒河江市
山形県寒河江(さがえ)市にある江戸時代初期築造の国の重要文化財、本山慈恩寺本堂で10月から、70年ぶりに茅葺(かやぶき)屋根の大規模修理が始まった(令和6年11月まで)。文化財保護の専門家による建物内の調査も実施される。同寺では「まだ目に触れていない所蔵品や資料、建築工法などが見つかるかもしれない」と期待を寄せている。
コラム
【上昇気流】(2022年11月19日)
ちょうど100年前の1922年にドイツの歴史哲学者シュペングラーは新たな文明論を完成させ世に問うた。文明は発生―生育―壮年―老衰の四つのリズムをたどり、春夏秋冬の4拍子を打つ、と。いささか決定論的であるが、思い当たることは多々ある。
コラム
高まるヒマラヤの洪水リスク ネパールから
日本が3年連続となる「化石賞」を受賞した国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で、全国地球温暖化防止活動推進センターによれば、地球温暖化の影響で1901年から2010年の間に19センチ海水面が上昇したという。
台湾
台湾統一地方選 現職優位、野党・国民党が優勢
台湾では2024年1月の総統選の前哨戦となる統一地方選が26日の投開票に向けて終盤戦を迎えている。親中派の野党・国民党が優位を保ち、与党・民進党は22の県市首長ポストの3割前後しか獲得できない予想も出る苦しい選挙戦だ。地方都市の生活改善や経済発展など候補者の実務実績が最大限、評価される地方選では現職優位で中国の脅威への対中政策は優先順位が低く、民進党内のスキャンダルも影響している。
社説
【社説】ポーランド着弾 大過招く露軍のミサイル攻撃
ロシアのウクライナ侵攻後、北大西洋条約機構(NATO)域内のポーランドで露製ミサイル着弾による被害が発生したことは、ロシアとNATOが交戦する引き金となりかねない間一髪の事態だった。原因はウクライナを一方的にミサイル攻撃するロシアであり、無謀で危険な攻撃を即時停止すべきだ。



