編集部

【上昇気流】(2022年12月15日)

福島県の西端にあるJR只見駅で下車した。ホームと言っても、線路と広い空間があるだけ。駅舎を出ると、タクシー会社とインフォメーションセンターがあった。

【連載】安倍元首相 暗殺の闇 第2部 恨みと凶行の間 (1)

「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました.その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません」。山上徹也容疑者(42)は安倍晋三元首相襲撃の前日、ジャーナリストの米本和広氏に宛てた手紙の中で自身の人生をこう振り返っている。

【社説】臨時国会閉幕 国難対処へ危機感が欠如

異例ずくめの臨時国会が閉幕した。岸田文雄首相の政権運営は危険運転が続き、政権の不安定感が増している。国会全体を見ても、安全保障や少子化問題など国難対処への危機感が欠如し、憲法改正に向けた建設的な論戦もなかった。

謎残る栄町居酒屋殺人事件

居酒屋が所狭しと並び、昔ながらの那覇市の賑(にぎ)わいを見せている栄町市場の一角にある居酒屋「おでん東大」の店主の女性が今年夏、殺害された。この事件で、被害者の娘の許田美香容疑者(34)と夫の盛哉容疑者(34)が6日、殺人容疑で逮捕され、県民を震撼させた。

【上昇気流】(2022年12月14日)

「演技を客席に届けるのではなく、それよりももう少し奥にある何かに向かって捧げたいという気持ちが若い山崎努にはあった」と山崎努氏が書いている。『「俳優」の肩ごしに』(日本経済新聞出版/近刊)という自伝的な本の中だ。若い時だけではなく、今も同じ考えなのだろう。

粘り気のないオーストリア産「納豆」オーストリアから

海外に居住していてときに残念に感じることは、日本食が自由に食べられないことだ。ウィーンにも数件の高級日本レストランはあるが、いつでも、というわけにはいかない。

【社説】「救済法」成立 信教の自由に暗い影落とす

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けた「被害者救済新法」が成立した。行き過ぎた寄付勧誘の規制を目的とするものだが、憲法で保障された信教、内心の自由を侵しかねない法律が、拙速に成立したことは、わが国の自由と法治に暗い影を落とすものと言わざるを得ない。

歓喜の後に向かうところは

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表が1次リーグ(グループリーグ)で優勝経験のあるドイツとスペインを相次いで撃破、E組1位で決勝トーナメントに進出し、日本は大いに沸いた。

ロボットと人間が体験を共有 研究開発進む「ボディシェアリング」

自室にいながら、自分が現地に行って、動いているかのような体験共有ができる「ボディシェアリング」の研究開発と実用化が進んでいる。手掛けているのは琉球大学工学部の玉城絵美教授で、同氏はこのほど沖縄県宜野湾市で行われたイベントでリモート講演した。この技術は観光や教育に新たな形を示す可能性を秘めている。

【上昇気流】(2022年12月13日)

あす14日(旧暦)は、赤穂浪士討ち入りの日である。無念の死を遂げた主君・浅野内匠頭の仇(かたき)を討った浪士たちを、江戸庶民は武士の鑑(かがみ)と称(たた)え、「仮名手本忠臣蔵」は国民劇となった。

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