編集部

【国境警報】中国公船2隻が領海に侵入 沖縄・尖閣諸島沖 先の2隻は外へ

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で22日から日本の領海に侵入していた中国海警局の「海警」2隻が23日、領海を出た。一方、別の「海警」2隻が23日午前8時10~20分ごろ、大正島西北西の領海に侵入した。海保が、近くで操業する日本漁船に近づかないよう警戒している。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年28、29回目。

【宗教と政治】「教会を解散させないで」 家庭連合信者 嘆願書で訴え

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は21日、政府が検討する宗教法人の解散請求に反対する2万3486通の「嘆願書」を文化庁に郵送した。「嘆願書」は全国の信者から郵送やFAXなどで教団本部に届けられたもの。嘆願書を書いた一人で、教団の二世信者の小嶌希晶さん(27)が23日、取材に応じ、「私の両親は国際結婚で、教会がなければ私は生まれていなかった。だから『教会がなくなったらいい』と言われるのは、自分自身の存在価値を否定されている気がする」と訴えた。

【社説】金融緩和修正 もっと早くできなかったか

日銀がようやく大規模金融緩和の修正に踏み切った。大規模緩和の継続は、インフレ抑制のため欧米が利上げに動く中、内外金利差の拡大で異常な円安が進み、記録的な物価高の大きな要因になっていた。

【東風西風】チケットレスの味気なさ

『ピカソとその時代』展を観(み)に国立西洋美術館の窓口で当日券を申し込んだら、コンビニなどで受け取る領収書のようなものを渡された。会場入り口で係員が、そこに付いたQRコードに器械をかざし、はいどうぞという流れであった。

温厚で誠実な人物像に迫る 企画展「原達―叔父・原敬に期待された才人―」

岩手県盛岡市の原敬記念館で企画展「原達(とおる)―叔父・原敬(たかし)に期待された才人―」が開かれている。2022年は達の没後110年に当たり、写真や手紙、俳句などの実物資料百点余を通して生涯や業績を紹介する。

登録を機に継承へ理解を 民俗芸能「風流踊」 無形文化遺産へ

災厄を祓(はら)い、安寧な暮らしを祈願したわが国の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」が11月末、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産へ登録された。対象となったのは24都府県の計41件。日本3大盆踊りの「郡上踊(ぐじょうおどり)」(岐阜)や「西馬音内(にしもない)の盆踊」(秋田)など、地域の歴史や風土を反映した祈りが込められたもので、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されているが、その価値が国際的に認められた意義は大きい。

雪の中で行われる裸詣り 福満虚空藏菩薩の奇祭/福島県柳津町

JR只見線の会津柳津駅で下車した。駅員のいない駅だが、広場にはSLが展示されていた。坂道を南に下って、また上り返して、福満虚空藏菩薩圓蔵寺(ふくまんこくうぞうぼさつえんぞうじ)にやってきた。創建は大同2(807)年で、徳一大師によって開かれた古刹(こさつ)だ。

【上昇気流】(2022年12月24日)

イルミネーションに彩られた街にクリスマスソングが流れている。いつもの風景とは言え、つい足取りが軽くなる。これも福音の恵みだろうか。

【持論時論】神道の自然観―秩父神社宮司・京都大学名誉教授 園田 稔氏に聞く

温暖化など地球規模の気候変動が大きな問題になっている今、自然環境保護の思想として日本古来の神道の自然観が注目されている。宗教学の視点から神道を研究する一方、世界に向けて神道文化を発信している秩父神社の園田稔宮司に、人と自然との関わりについて聞いた。

ネタニヤフ元首相、連立合意 イスラエル 1年半ぶり新政権発足へ

イスラエルの右派「リクード」党首のネタニヤフ元首相は21日夜、極右・宗教政党と連立政権を樹立することで合意したと発表した。イスラエルのメディアが報じた。今後国会の承認を得て、ネタニヤフ氏は約1年半ぶりに首相に復帰する。

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