編集部

【フランス美術事情】「パリ、どこにもない」展/移民歴史博物館

フランスは世界中から多くの移民を迎え入れ、アラブ系移民はフランスの人口の1割に達する約600万人が暮らし、ユダヤ系は60万人で、いずれもヨーロッパ最大のコミュニティーを形成している。かつてコスモポリタンの町と呼ばれたパリには外国人居住者が今も多い。

【上昇気流】(2023年1月7日)

大阪市内の小学校行事に「兎(うさぎ)狩り」があった。遠足の一つで、バスで奈良県境の信貴山近郊に行き、小高い丘の上に児童が一列に並んで網を張る。そして先生の合図で一斉に下り降り、兎を追い詰めていく。昭和30年代の話である。

涙の男とクールな女 ベトナムから

陸路で中国からベトナムに入った時、なぜか今でも忘れない光景がある。国境の町モンカイからハノイに向かう長距離バス停で見たものだ。バスの後部座席には1人の若い女性が乗っていた。窓の外には恋人と思われる青年が力なくたたずんでいる。

【社説】首相年頭会見 「安倍政治継承」念頭に挑戦を

岸田文雄首相は首相の新年の恒例行事となっている伊勢神宮参拝の後、年頭の記者会見で「新たな挑戦をする1年にしたい」と語った。

【上昇気流】(2023年1月6日)

ロシアの侵略が続くウクライナでは、激しい戦闘の中での年明けとなった。東部ドネツク州マケエフカでは、米国提供兵器によるウクライナ軍の攻撃で兵士89人が死亡したとロシア国防省が発表した。ロシアが死者数を個別に発表するのは異例だ。

花火で迎える新年 イスラエルから

目まぐるしかった2022年が過ぎ去り、イスラエルにも2023年が訪れた。イスラエルの社会は一般的にユダヤ暦にのっとっているため、国中が新年ムードというわけではない。それでも、近年イスラエルでは、ユダヤ人も日本人のようにイベントとしてクリスマスを祝ったり、年末にパーティーをする会社も増えている。

【社説】23年の日本経済 経済正常化で内需主導固めよ

東証大発会は日経平均株価が前年12月30日と比べ377円安でスタートしたが、新年の日本経済はどんな展開になるか。昨年はロシアのウクライナ侵攻により原油や小麦など原材料物資が高騰、円安と相まって値上げラッシュが続く1年であった。新年は欧米や中国で景気の減速が懸念される中、海外環境に影響されにくい内需主導の経済基盤を整えたい。

【上昇気流】(2023年1月5日)

冬の里山を散策しているとよく出会うのは、鳥たちを撮影しようとしているカメラマンたちだ。東京都八王子市にある平山城址公園も、里山を保存した自然公園で、園内は野鳥のオアシス。

中国発のコロナ再拡散を警戒 伊がEUに規制措置要求

中国が「ゼロコロナ」政策を撤回し、春節(旧正月、1月21~27日)を控え、海外で過ごす中国国民が増えることが予想されている。欧州で「新型コロナウイルスは収束した」という声がウイルス学者の間から出てきた矢先、感染者が急増し、死者も増えている中国から旅行者が飛んで来るとのニュースを受け、欧州諸国は戸惑っている。

【社説】首相と核廃絶 核抑止力の維持向上こそ重要

今年5月に広島市で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開催される。それに合わせ各国首脳による原爆資料館視察やバイデン米大統領の被爆地長崎市訪問が計画されるなど、議長役を務める岸田文雄首相のライフワークである「核なき世界」の実現が強調されるものと思われる。しかし、核兵器廃絶の意義を訴えるだけで平和は実現するであろうか。

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