編集部
コラム
【上昇気流】(2023年5月16日)
大相撲夏場所が始まり、連日の満員御礼となっている。既に千秋楽までチケットは完売という。インバウンドの増加を反映し、国技館には外国人の観客の姿も結構目に付く。
社説
【社説】孔子学院 懸念される中国への支持拡大
政府は、早稲田大や立命館大など国内の少なくとも13大学に、中国政府による中国語や自国文化の普及を目的とした教育機関「孔子学院」の設置が確認されているとの答弁書を閣議決定した。孔子学院は、中国共産党が影響力を拡大し宣伝工作を進めるための組織だと言われている。一党独裁体制を敷いて人権を弾圧する中国共産党への支持が、日本の学生や大学関係者の間で広がることが懸念される。
コラム
【上昇気流】(2023年5月14日)
初夏の伝統的な行事に薪能がある。夜に室内ではなく、外で行われ、薪をたいた闇の中で演じられた。室内の舞台では、照明が舞台をくっきりと浮かび上がらせて、役者の姿や音もクリアな中で行われる。
社説
【社説】銀座強盗/「闇バイト」の指示役摘発急げ
東京・銀座の高級時計店に覆面姿の3人組が押し入って腕時計などを奪う事件が発生した。逮捕された4人の少年は、SNSで強盗の実行役を募集する「闇バイト」に応募した可能性がある。警察は実行役を使い捨てにして利益を得る指示役の摘発を急がなければならない。
コラム
【心をつむぐ】洞窟の囚人となるなかれ
古代ギリシャの哲学者プラトンは、『国家』の中で本当の真理「イデア」を説明するのに、洞窟の比喩を用いているが、現代に生きるわれわれもまさに洞窟の世界にいるといえる。
国内
弘法大師・空海の生誕1250年 「大師」号を奏請 再興図った観賢
弘法大師空海の生誕1250年の今年、生誕地とされる香川県善通寺市の総本山善通寺などで記念行事が行われている。空海は真言密教の宗祖として知られるが、教えが今に伝わるのは「大師(だいし)信仰」によるところが大きい。その大師号下賜に尽力したのが空海と同じ讃岐生まれの僧観賢(かんげん)で、地元の小学校で郷土の偉人として学習に取り入れ、成果を挙げている。
コラム
【上昇気流】(2023年5月13日)
ドイツの哲学者イマヌエル・カントには、墓碑にも刻まれている有名な言葉がある。「見れば見るほど美しく、考えれば考えるほど尊いものが二つある。それは星の輝く大空と、胸の内なる道徳律である」。西洋哲学史上、屈指の名著とされる『純粋理性批判』(1787年)にある。
国内
原稿には252首「昭和天皇の未発表御製」岸信介元首相を悼む3首や平和を願う御心
昭和天皇の御製(和歌)の草稿の直筆原稿とメモがこのほど見つかった。宮内庁の罫紙に書かれた原稿は、昭和天皇に近い人が保管していた物で、世界日報社が写真撮りし、分析調査を進めていた。昭和天皇の和歌の相談役を務めていた岡野弘彦氏も、「昭和天皇の真筆に間違いない」としている。原稿には252首が書かれており、昭和62年8月岸信介元首相の死去に際し、元首相を悼む3首や大島で災害救助に当たる人々を詠んだ歌など未発表の御製も含まれ、昭和史の資料としても貴重な価値を持つものだ。
コラム
米兵驚きの戦場用サウナ フィンランドから
首都ヘルシンキから北西に270キロの地点にあるニーニサロ村に、約2200人の部隊が集結し、1日から14日まで、「アロー23」と呼ばれる大規模な軍事演習が行われている。
欧州・ロシア
縮小したロシアの戦勝記念日 謎残るクレムリン無人機攻撃
ウクライナの大規模攻勢が予想される中、ロシア国内では鉄道や送電線などを狙った破壊工作が続いている。攻勢を前にロシア軍の兵站(へいたん)を混乱させることが目的とみられる。一方で、クレムリンを狙った無人機攻撃も行われた。この無人機がどこから飛来したのか、誰が行ったのか、真相は謎のまま、9日には戦勝記念日の式典が行われた。



