編集部

【社説】日米首脳会談 世界の安定と繁栄に尽力を

岸田文雄首相はバイデン米大統領とホワイトハウスで首脳会談を行った。共同声明では、日本政府が保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)の効果的運用へ協力の強化を確認。台湾を巡る問題の平和的解決に触れ、中国の動向を牽制(けんせい)した。

【上昇気流】(2023年1月15日)

「北国や家に雪なきお正月」(小林一茶)。東京では正月は雪が降らなかったが、北国では大雪が降る所も多い。その北国である信州生まれの俳人、一茶は、故郷で過ごした雪のない正月に感じるものがあったのだろう。

議会襲撃事件に93%が反対 ブラジル世論調査 前大統領支持者も大半賛同せず

ブラジルの世論調査会社ダタフォリャは12日、8日に起きた議会襲撃事件について、93%が破壊行為に反対すると回答した。事件では、昨年10月の大統領選挙結果に異議を唱える保守派ボルソナロ前大統領の支持者ら約4千人が暴徒化し、首都ブラジリアの連邦議会や大統領府、最高裁に侵入して破壊行為を働いていた。

【社説】山上容疑者起訴 真相の徹底解明が必要だ

安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、奈良地検は山上徹也容疑者を殺人と銃刀法違反罪で起訴した。歴代最長政権を担った元首相を選挙遊説中に襲撃するという事件は、民主主義の根幹を揺るがし、社会に与えた影響は大きい。真相の徹底解明と厳正な審理が求められる。

御神籤の和歌の導き

行動制限のない年末年始ということもあって、今年は初詣の人出もコロナ以前に近づいたようだ。新しい年の幸せを祈り、神社仏閣へと足を運び、今年の運勢はいかにと、御神籤(おみくじ)を引いた参拝者も多いだろう。

四国八十八ヵ所めぐり コロナ禍 減少から回復へ

コロナ禍で減少していた四国八十八カ所めぐりのお遍路さんが、少しずつ回復している。江戸時代に盛んになった庶民の四国遍路を支えてきたのが、沿道住民による「お接待」。お遍路さんに飲食物や金銭、宿を提供し、不幸にして行き倒れになると、遺体を供養し、連れの子供などを出身地に送り返したりしている。そのお接待はどのようにして始まったのだろう。

【上昇気流】(2023年1月14日)

「町内会長がしっかりしている地域は、犠牲者が少なかった。誰が行方不明か、すぐに分かり救出活動も速やかに行われた」――。正月気分が薄らいでくると、28年前の阪神大震災を神戸市灘区で体験した高見裕一さんの言葉が心に浮かんでくる。

日本人の伝統的死生観と神道―NPO法人「にっぽん文明研究所」代表、神道神祇本廰廰長 奈良 泰秀氏に聞く

日本人にとって宗教とは何かが問われている。日本の宗教の本質が先祖崇拝にあることは、戦国時代に来日した宣教師たちの記録からも明らかで、その信仰が日本社会の縁を維持する力となってきた。しかし戦後、社会の世俗化、個人化に伴い、人間関係という縁が希薄になりつつある。その回復への手立てを、神道家でNPO法人「にっぽん文明研究所」代表の奈良泰秀さんに聞いた。

年越しから新年は花火で フィンランドから

フィンランドの人は花火で新年を迎える。クリスマスのセールが終わるころ、スーパーやホームセンターでは年末まで花火が売り出される。

「新たな動員」に揺れるロシア 出回る23日国境閉鎖説

ウクライナ東部や南部を中心にロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続ける中で、ロシアが新たな動員を行うという情報がメディアで流れている。ロシアは軍事侵攻の指揮を執る新たな総司令官に、制服組のトップであるゲラシモフ参謀総長を任命しており、ロシア軍が新たな攻勢に出るのではとの見方も強い。

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