編集部

【上昇気流】(2023年1月21日)

1980年代の半ば、哲学者の梅原猛さんは「ホテル・ニューハンプシャー」という米国の小説を読んで衝撃を受けた。同性愛、レイプ、兄弟相姦、麻薬など異常な出来事が日常茶飯事のように描かれていたからだ。それで堪(たま)らず、その驚きを新聞で語った。

空の安全を維持する日まで ネパールから

新年早々、飛行機墜落事故が起きた。15日、カトマンズからやや北西100キロ余りに位置する都市ポカラの空港付近でイエティ航空691便が墜落した。搭乗した72人全員死亡という大惨事で、このうち半数はネパール人、他はインド、ロシア、韓国、アルゼンチン、オーストラリア、フランス、アイルランド人だった。

中国、香港の統制さらに強化へ 国家安全条例、来年までに制定

香港政府トップの李家超行政長官は17日、国家への反逆行為を取り締まる香港基本法(ミニ憲法)23条を立法化する「国家安全条例」の制定を遅くとも2024年までに制定すると明らかにした。すでに香港国家安全維持法(国安法)が20年6月末に制定され、同条例が施行されれば取り締まりの範囲が拡大し、統制がさらに厳しくなる。

【社説】経団連春闘方針 賃上げで「好循環」実現を

経団連が2023年春闘の経営側指針を発表した。労使交渉で、急激な物価上昇を「特に重視」するよう会員企業に要請。賃上げについて「企業の社会的な責務」と訴えた。賃上げで物価上昇に対応する姿勢を明示したことは評価できる。

【上昇気流】(2023年1月20日)

旧友と会うために久しぶりに銀座に出ると、外国人観光客の姿がかなり見られた。銀座通りを歩く7割方が外国人という新型コロナウイルス蔓延(まんえん)以前の印象からすればまだ少ないが、結構目立つ。

旧市街の土産物屋 イスラエルから

エルサレム旧市街を訪れた。クリスマスと新年ムードも過ぎて通常モードという感じだ。

【社説】れいわ議員交代 有権者の理解は得られまい

れいわ新選組の水道橋博士参院議員が辞職した。これを受け、山本太郎代表は、水道橋博士氏の残り任期(2028年7月まで)について、昨夏の参院選での比例名簿順に各1年ごとに議員を交代する意向を示した。

【上昇気流】(2023年1月19日)

かつて米国のワシントンで行われた国際会議に出席した帰路、航空機で東京に戻ったことがあった。窓際の席から大陸の風景を飽かずに眺め、ノートに次々スケッチした。

【社説】ローカル線 地域活性化に生かす戦略を

交通政策審議会(国土交通相の諮問機関)は、赤字が続くローカル鉄道の再編に向け、対応策を盛り込んだ中間取りまとめ案を大筋で了承した。

摩文仁の丘で平和を思う

沖縄に移住して1カ月、落ち着いた休みが取れたので、糸満市の沖縄県平和祈念公園に行ってきた。沖縄戦の歴史に詳しい知人が案内してくれることになったからだ。

注目記事