編集部
国内
日本は原潜の保有を 対中抑止と水中戦のカギに
日台の交流を促進する民間団体「日本李登輝友の会」は21日、都内で講演会を開いた。登壇した元海上自衛隊潜水艦隊司令官で元海将の矢野一樹氏は「原潜(原子力潜水艦)は世界最強の武器体系の一つを構成している」と語り、中国や北朝鮮といった安全保障上の脅威に対応するためには、原潜が必要不可欠との認識を示した。また、技術、費用、法律それぞれの面から日本が原潜を開発・保有することは可能とした上で「必要なのは政府の政治的決断のみだ」と強調した。
社説
【社説】コロナ「5類」へ 足元の感染状況見極め検討を
岸田文雄首相は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けについて、今春に現在の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ引き下げることを検討するよう関係閣僚に指示した。
欧州・ロシア
ウクライナ支援 独、主力戦車供与先送り
独南西部のラムシュタイン米空軍基地で20日、「ウクライナ防衛コンタクト・グループ会議」が開催され、ウクライナ軍に今後も軍事援助を行うこと、特に、対空防衛システムの支援強化で合意した。ただ、最大の課題であったドイツの主力戦車「レオパルト2」の供与では、ウクライナからの強い要請にもかかわらず、ドイツ側は「戦争のエスカレート」を懸念し、歩み寄りを見せなかった。
コラム
【上昇気流】(2023年1月22日)
きょうは旧暦の正月に当たる。日本では1日の元日から正月になるが、韓国や中国では、この旧暦で祝う習慣が残っている。韓国では「ソルラル」、中国では「春節」と呼び、盛大に祝う。この期間は帰省や旅行などで大移動が起こる。
社説
【社説】3回目質問権 法の趣旨に則った行使を
永岡桂子文部科学相は宗教法人法に基づき、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に3回目の質問書送付を行った。質問権の行使は「解散命令請求ありき」の結論先行であってはならない。法の趣旨に則った調査を求めたい。
防衛・沖縄
【国境警報】4~12月 緊急発進、中国機が75%
防衛省は20日、領空侵犯の恐れのある航空機に対する自衛隊の緊急発進(スクランブル)が、2022年4~12月に612回に上ったと発表した。前年同期の785回より減少したが、4分の3を占める中国機の活動は依然活発で、同省は引き続き警戒している。
コラム
【東風西風】共生の在り方 マタギはSDGsの原点
今年、東北北部の白神山地がユネスコの世界自然遺産に登録されて30周年を迎える。約8千年前から残存する東アジア最大の原生的なブナの森林だ。野生生物の宝庫でもある。周辺地域には縄文遺跡も多く、古くから山と人との関わりも深かったことがうかがえる。マタギと呼ばれる地域の人々の生活の場でもあった。
国内
まなぐ凧でコロナ退散 3年ぶりに湯沢市凧あげ大会
「お正月には凧(たこ)あげて」と唱歌に出てくる「凧」だが、湯沢凧同好会会長の小野育朗(いくろう)さんは凧を自作し普及活動もしている。今春3月19日には3年ぶりに、秋田県湯沢市B&G海洋センター前広場で、第66回湯沢市凧あげ大会を予定している。
国内
百円均一本が開く出会いの世界
東京・西早稲田の「古書現世」店主、向井透史さんの『早稲田古本劇場』(本の雑誌社)が好評だ。月刊誌『Hanada』連載中のエッセー約10年分をまとめた。古本屋の日常を自然体でつづり、それがエンターテインメントとなっている、そんな不思議な味わいを持つ本である。



