編集部

【社説】臓器斡旋逮捕 海外での不透明な移植規制を

臓器移植を無許可で斡旋(あっせん)したとして、NPO法人の理事が臓器移植法違反の疑いで警視庁に逮捕された。移植の斡旋業者摘発は初めてだ。海外での不透明な移植を規制するため、法改正などの対策が急がれる。

【上昇気流】(2023年2月16日)

「以前から私は、真の探検家がさまざまな探検の過程で築き上げたその人間性が探検以外の人たちに与えるインフルエンス(影響)というものに、非常に大事な価値を認めていた」。

【社説】少子化対策 児童手当より非婚化対策だ

少子化を巡る国会での議論はもっぱら児童手当の見直しに集中しているが、これが有効な対策となるとは思われない。少子化の最大の原因である非婚化・晩婚化を防ぐ、文字通り「異次元」の施策が必要だ。

新テーマパーク起工まで紆余曲折

沖縄本島北部のやんばる地域に2025年、テーマパークが完成する予定だ。この建設に向けた起工式が今月7日、今帰仁村で行われた。25年ごろの開業に向けて本格的に工事が始まる。

中国人女性の無人島購入で波紋 「軍事拠点化」へ懸念広がる

中国人女性が沖縄県の屋那覇(やなは)島(伊是名(いぜな)村)を購入した問題で、同島が安全保障上重要な施設の周辺や国境離島などの土地利用を規制する「重要土地等調査法(土地規制法)」の対象外となっていたことなどから、懸念が広がっている。

【上昇気流】(2023年2月15日)

三菱重工業は、愛知県などを拠点に開発を進めた国産初の小型ジェット旅客機「スペースジェット」(旧MRJ)の開発中止を発表した。事業化のめどが立たないためだが、残念無念だ。

カラスは民主主義の「敵」オーストリアから

オーストリアの国民議会が先月12日、改築後再オープンした。新議会の特徴は屋根のドームがガラス張りで議会内が明るいこと。国民議会の公式サイトにはガラス張りのドームについて「わが国の政治の透明性を象徴するものだ」とその意義が説明されている。

【社説】LGBT法案 社会の混乱を招くだけだ

前首相秘書官の差別発言を受け、同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進法案を巡る動きが与野党で活発化している。自民党内には「今国会で成立させなければ差別発言への批判が党に向かう」(閣僚経験者)との声も出ている。

「建国記念日」でいいのか

どんな会社にも、仕事一徹で一家言を持ち自分の流儀にこだわる職人気質(かたぎ)の先輩がいるものだが、新聞はその宝庫かもしれない。

ゲノムの仕組みと病気の最新科学 体質を決める“身体の設計図”

「生まれ持った遺伝的な体質」は変えられる。病気の発生とその予防法について解説し、ゲノムの仕組みと病気の最新科学が示す『日本人の「遺伝子」からみた病気になりにくい体質のつくりかた』奥田昌子著を紹介する。コロナ禍の始まった時期に日本人の罹患(りかん)数、死者数が他国・地域と比べて非常に少なかった。病気に対する抵抗力・耐性は先祖からの遺伝的な要素や生活環境に大きな影響を受けているようだ。

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