編集部

代々の奥方らが愛でたもの 「前田家伝来雛人形雛道具特別展」/金沢

加賀前田家の奥方御殿として知られる金沢市の成巽閣(せいそんかく)(国重文)で、「前田家伝来雛人形雛道具特別展」が開かれ、代々の奥方らが愛(め)でた雛(ひな)人形と雛道具が展示されている。

企画展「江戸から明治へ 三つの家のファミリー・ヒストリー」

江戸から明治へと移る激動の時代、秋田藩士の菅生家と商人・升屋家、そして鉱山の重役を務めた小林家はどのような歴史をたどったのか?あまり知られていない時代に焦点を当てた企画展「江戸から明治へ三つの家のファミリー・ヒストリー」が秋田県立博物館(秋田市)で開かれている。

ヘロドトスの『歴史』と旧約聖書 バビロニアに捕囚された民

ヘロドトス(前484年ごろ~前425年ごろ)が著した『歴史』は、全ギリシャを危機に陥れたペルシャ戦争について、原因を究明するために東方世界を訪ね歩き、見聞した事どもを記録していた。登場するのはリュディア、メディア、バビロニア、ペルシャ、エジプト、スキタイ、ギリシャなどで、諸民族が闘争しつつ世界史を形成した様相が描かれている。

【上昇気流】(2023年2月18日)

年輩の男性ガイドはまるで伝道師だった――。名古屋市にあるトヨタ産業技術館を訪ねた時のことだ。ガイドに「お時間はいかほど取れますか」と聞かれ、「30分ほど」と答えると「分かりました。では……」と導かれた。

【社説】領空侵犯気球 法解釈変更し撃墜能力備えよ

わが国の領空で過去何度か確認されていた気球型の飛行物体について、防衛省が中国の無人偵察用気球と強く推定されると発表し、政府は領空侵犯した他国の気球や無人機の撃墜を可能にするため自衛隊の武器使用基準を緩和する。無人飛行物体を活用した現代の戦争の現実からも必要な措置であり、高高度を飛行する無人機の迎撃能力を備えるべきである。

国家安全条例の制定急ぐ香港 中国華僑組織は延期提唱

中国政府系の華僑組織・中華全国帰国華僑連合会(中国僑連)は13日、香港で遅くとも来年までに国家安全条例を制定する香港政府の動きに対し、来年1月投開票の台湾総統選後まで引き延ばすよう提言し、台湾有権者の警戒感が総統選で与党・民進党に有利に働かないよう香港政府に自制を求めた。硬化する中台関係、米中関係だけでなく、一国二制度が骨抜きになる香港の中国化に対して政治的に敏感な台湾有権者の心理を時間稼ぎで反発を鈍化させる中国側の統一戦略は奏功するのか。

【持論時論】『ボンバルダイ』に描く遊牧民の勇気―モンゴルの漫画家 エルデネバヤル氏に聞く

世界で愛される日本の漫画やアニメは、海外のクリエーターにも影響を与えている。日本のアニメを見て育ち、今やモンゴルの業界を牽引(けんいん)する漫画家、ナンバラル・エルデネバヤル氏は2015年、遊牧民の文化・風俗を描いた『ボンバルダイ』で、日本の外務省主催の国際漫画賞で最優秀賞を受賞。モンゴル国文化大使も務める同氏にこのほど、話を聞いた。

バレンタイン楽しむ都会の若者 ネパールから

2月14日は言わずと知れたバレンタインデーの一日。ネパールはヒンズー教文化圏ということもあって、一昔前は意識されないものだったのが、90年代から都会の若者の間で広まりを見せたという。

【上昇気流】(2023年2月17日)

米本土に飛来し撃墜された中国の偵察気球と同じような気球は、日本でもたびたび確認されていた。2020年に宮城県で確認された時、当時防衛相だった河野太郎デジタル相は「安全保障に影響はない」と断言。気球の行方について問われ「気球に聞いてください」ととぼけた。

満員電車の連帯感 イスラエルから

つい先日、テルアビブからエルサレムまで高速鉄道に乗った。車内は、東京のラッシュアワーを思わせるほどの混みようで、英語でいう「缶詰のイワシ」状態だった。

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