編集部
国内
創造的な思考の本質語る 外山滋比古のロングセラー『思考の整理学』
2020年に96歳で亡くなった英文学者で言語学者、エッセイストの外山滋比古氏の『思考の整理学』(ちくま文庫)は、1983年の単行本での発売から今日まで読み継がれるロングセラーだ。帯には発売から2020年までの間に270万部売れ、全国の大学生に1番読まれた本とある。
国際
【フランス美術事情】プーチン大統領も手を伸ばす
ロシアのプーチン大統領がウクライナから手に入れたいのは主権だけではない。かつて20世紀の大戦争でヨーロッパを席巻したドイツのナチスを率いるアドルフ・ヒトラー同様、ウクライナの美術品や文化財にも手を伸ばそうとしている。
コラム
【上昇気流】(2023年3月4日)
「アヴォーシカ」。聞き慣れない言葉だが、ロシア語で「もしかしたら」という意味だという。旧ソ連時代には人々の持ち歩く「袋」を指した。共産党政権下の物不足が深刻で、もしかして何かを売っていれば、チャンスを逃さず買って入れる。そのための袋である。それで「もしか袋」とも呼ばれた。
インタビュー
【世日クラブ講演要旨】安保3文書で激変する沖縄の世論戦・心理戦~沖縄を守ることのできる日本にするために
世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤譲良)の定期講演会が25日、動画サイト「ユーチューブ」の配信を通じて行われ、一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏が「安保3文書で激変する沖縄の世論戦・心理戦~沖縄を守ることのできる日本にするために」と題して講演した。仲村氏は「沖縄を守ることができる日本かどうかが問われている。沖縄を守れるなら、中国の工作で浸食された日本社会のさまざまな問題も一気に解決できるはずだ」と強調した。以下は講演要旨。(敬称略)
コラム
凍結した道の歩き方 モンゴルから
ウランバートルの道は、急に都市化を進めてしまったせいか、現地の気候に対応できていない気がする。冬は氷が張って滑るし、夏は雨が降ると排水設備が整っていないのであっという間に洪水状態となる。
国内
【連載】安倍元首相暗殺の闇―第3部 テロ直視せぬ危うさ(4)
東京都千代田区のJR東京駅では、かつて2人の宰相へのテロ事件が起きている。平民宰相といわれた原敬が大正10年11月4日、中岡艮一によって心臓を刺され死亡した。その遭難現場、現在の丸の内南口の券売機の前の床には、小さな円の中に六角形の印が埋め込まれ、券売機横の壁に「原首相遭難現場」と書かれた説明の金属板が張られている。
コラム
【上昇気流】(2023年3月3日)
きょうは桃の節句、ひな祭りだ。最近、古いひな人形を一堂に集めて展示するイベントがあちこちで行われるようになった。千葉県勝浦市では、遠見岬神社の1800体をはじめ市全体にひな人形を飾る「かつうらビッグひな祭り」を開催している。
コラム
ソロモン王の王冠の花 イスラエルから
朝の日差しが暖かく、イスラエルにも新緑の香りが感じられる季節がやって来た。 砂漠色だった山や丘には一面に緑のじゅうたんが敷かれ、放牧された牛たちが柔らかな新芽をはんでいる。アーモンドの花が日本の桜のように満開だ。菜の花の黄色が心を弾ませ、所々に鮮やかな赤いアネモネの花が映えて目を引く。
国内
【連載】安倍元首相暗殺の闇―第3部 テロ直視せぬ危うさ(3)
安倍晋三元首相を手製銃で襲撃した山上徹也被告(42)に対しては、まだ公判も始まっていないのに、山上被告の減刑を求める署名サイトが立ち上げられ、1万件を超える署名が寄せられた。拘留中の被告の元には、現金を含むさまざまな差し入れも行われているという。
社説
【社説】出生80万人割れ 首相は積極的に結婚奨励を
厚生労働省が公表した2022年の人口動態統計の速報値によると、年間出生数は79万9728人だった。前年と比べ4万3169人(5・1%)減少し、1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少となった。



