編集部
社説
【社説】露大統領に逮捕状 戦争犯罪に法の裁きを下せ
国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は、ロシアが侵略したウクライナの占領地からの違法な子供らの連れ去りに関与したとして、戦争犯罪の疑いでロシアのプーチン大統領に逮捕状を出した。
コラム
【上昇気流】(2023年3月19日)
春の雨は温かいというイメージがある。しかし、昨日の東京に降り続いた雨はかなり冷え冷えとしていた。「春雨じゃ、濡(ぬ)れていこう」という新国劇の月形半平太のセリフを思い出すが、とてもそんな気持ちにはなれないほど寒かった。
防衛・沖縄
【国境警報】中国公船、領海侵入繰り返す 沖縄・尖閣沖
沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で、16日午前から日本の領海に侵入していた中国海警局の「海警」4隻が同日午後11時20~35分ごろ、領海を出た。このうち2隻は17日午前4時25~50分ごろ、大正島南西などの領海に再び侵入した。近くで操業する日本漁船に近づかないよう、海上保安庁の巡視船が警戒に当たっている。
中南米
南米コロンビアの炭鉱爆発、死者は21人に
南米コロンビア中部クンディナマルカ州の炭鉱で発生した爆発事故で地元当局は16日、行方不明だった作業員10人の死亡を確認した。爆発事故で死亡した作業員は計21人となった。
社説
【社説】日韓首脳会談 中朝抑止へ絆深める出発点に
日韓の首脳がこれほど打ち解けたムードで会談できたのは何年ぶりだろうか。岸田文雄首相は就任後初めて来日した韓国の尹錫悦大統領と会談し、地域の安全保障を脅かす北朝鮮や中国を念頭に連携を深め、ぎくしゃくしてきた両国関係を正常化させることで一致した。喫緊の課題と未来の展望に向け、互いにあるべき関係を復元させようという思いが伝わってくる。
国内
日常風景の中の詩と美 「佐伯祐三―自画像としての風景」展
詩情あふれるパリの街角を描き30歳の若さで他界した洋画家、佐伯祐三の作品100点余を一堂に集めた「佐伯祐三―自画像としての風景」展が、東京・丸の内の東京ステーションギャラリーで開かれている(4月2日まで)。
国内
耳飾り、幻の城跡、烏帽子 4年ぶり 県内初の発見続く
縄文時代の耳飾りがお墓から同時に2点も見つかったり、奈良時代の幻の雄勝城(おがちじょう)の確定に近づく幅広い溝跡が発掘されたり、烏帽子(えぼし)を被った身分の高い人物の墓が発見されたりと、令和4年度の「秋田県埋蔵文化財発掘調査報告会」は興味深い内容となった。
中国
夏殷周以前 最古の虞朝遺跡か 中国浙江省一帯に広がる「良渚文化」
中国浙江(せっこう)省一帯に広がる「良渚(りょうしょ)文化」が、夏殷周の3王朝に先立つ「中国最古の虞(ぐ)朝」とする考え方が注目されつつある。虞朝は夏朝以前に存在したと古文献に記された王朝だ。伝説的な三皇五帝のうち最後の堯(ぎょう)や舜(虞舜ともいう)やその系列(虞氏または有虞氏)の王朝を指す。
コラム
【上昇気流】(2023年3月18日)
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ない」――。これはローマ帝国の基礎を築いたユリウス・カエサルの言葉。評論家の塩野七生さんは『ローマ人の物語』(新潮社)の中で、しばしば引用している。



