編集部

【社説】統一地方選開始 地元政策に関心高める選挙に

第20回統一地方選の前半戦が、北海道、神奈川、福井、奈良、大阪、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県知事選の告示をもってスタートした。続く6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が月内に告示され、それぞれ4月9日の投票に向けて1票を競う舌戦を展開する。地元の政策への有権者の関心を高め、投票率が上がる議論を期待したい。

フィンランド首相に名誉博士号―米ニューヨーク大学

米ニューヨーク大学はこのほど、フィンランドのサンナ・マリン首相に対し、名誉人道文学博士号を授与すると発表した。

【上昇気流】(2023年3月24日)

野球の神様はいた――。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶり3度目の優勝に輝いた「侍ジャパン」と米国との決勝戦を観(み)てそう思った人は多いのではないか。ハリウッド映画を超える幕切れだった。

郷愁の思い満たす1杯のラーメン ブラジルから

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のダルビッシュ有選手が都内のラーメン店を訪れたという記事を読んだ。「日本に帰ってきた時にしか体験できないこと」ということだったが、その想(おも)いがラーメンに向く気持ちは、ブラジルに住む筆者にも分かる。

【社説】首相キーウ訪問 迅速柔軟な外交へ体制強化を

岸田文雄首相がウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。首相のキーウ訪問は昨年2月のロシアのウクライナ侵攻後初めて。戦闘が行われている国に日本の首相が入るのも戦後初と異例だ。

【韓国紙】未来志向の韓日関係構築は可能か

昨年、ある外交関係者は「外交に一方的な勝利はない」と話した。受けるべきことは受けて、譲歩するべきことは譲歩しなければならないという一般論的な話ではあった。だが1965年の「国交正常化以後、最悪の関係」だという日本を相手にしなければならないことの難しさを吐露し、成果に対する期待値を下げる必要があるという意味だったので、印象深かった。

【上昇気流】(2023年3月23日)

東京都東村山市にある狭山公園は、西側に大きな堤防があり、多摩湖が満々と水をたたえている。この堤防から奥多摩の山々が遠望され、足を止めて写真を撮ったりする人も多い。

【社説】イラク戦争20年 中東も米中競争の主戦場に

米国が主導した2003年のイラク戦争開戦から、20日で20年となった。この間、中東は「対テロ戦争」の最前線となってきたが、近年は米国が関与を低下させた隙を突く形で中露が影響を拡大させており、「大国間競争」の主戦場の一つへと変わりつつある。

沖縄の不発弾事情

沖縄では、不発弾処理に関するニュースを頻繁に見聞きする。筆者が赴任して間もない昨年12月、ある日の白昼、那覇市内の建物の中で「ドン!」と突き上げるような衝撃を感じた。その日、那覇新港で7発の不発弾処理が海中で行われていたことを後日ニュースで知り、衝撃を受けた経験がある。

陸自・石垣駐屯地開設 南西諸島防衛の「空白」解消

陸上自衛隊石垣駐屯地が16日、同市に開設された。地対空・地対艦ミサイル部隊などが配備され、南西諸島防衛がさらに強化された。17日には県庁で国民保護訓練が実施されるなど、有事への備えは高まりつつある。一方で駐屯地周辺では反対派による抗議活動が続いており、同日の市議会では共産党市議が自衛官を差別する旨の発言を行い、撤回を求められる一幕があった。

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