編集部

「パワハラ勧誘の禁止を」3月の地方議会 高浜など4市で陳情採択 共産党機関紙「赤旗」購読問題

地方自治体の庁舎内で、日本共産党議員らが優越的立場を利用して幹部職員らに同党機関紙「しんぶん赤旗」の購読を勧誘することがたびたび問題になっているが、この3月、少なくとも四つの市議会でパワハラに当たるような勧誘行為の自粛や相談窓口の庁内設置を求める陳情が採択されていたことが分かった。

【上昇気流】(2023年3月29日)

理化学研究所などの研究チームが、国産の量子コンピューターを稼働させたことを各紙大きく報道している。スーパーコンピューター(スパコン)を上回る計算能力を秘めており、期待の大きさが分かる。

イラク戦争20年で頓珍漢な社説を展開する左派紙、矛先は日本にも

イラク戦争から20年が経った。この戦争をすっかり忘れたという人もいれば、記憶にない若者もいよう。そこで事典から引くと「2003年3月20日から5月1日まで、サダム・フセイン政権が国連による大量破壊兵器の査察に非協力的だという理由から、国連安保理の明確な決議のないまま、米国が英国と強行した戦争」(現代用語辞典『知恵蔵』朝日新聞社)とある。

紳士的な野球人は素晴らしい

WBC第1ラウンド、3月11日のチェコ戦に登板した侍ジャパンの佐々木朗希投手が4回、チェコのウィリー・エスカラ選手の膝に死球を与えてしまった。当初、倒れ込んで痛みを堪(こら)えていたエスカラ選手だったが、佐々木投手が脱帽し、謝罪の姿勢を示し、一塁手の山川穂高選手も帽子を取って謝罪した。エスカラ選手も一塁に進み、ライトのライン沿いに全力疾走で「元気だよ、大丈夫だよ」とアピール。喝采を受けた。

フランシスコ教皇、在位10年 バチカン改革、成果いまだ見えず

ローマ・カトリック教会最高指導者フランシスコ教皇(86)は13日、在位10年を迎えた。聖職者の未成年者への性的虐待問題の多発、バチカン銀行の不正問題など多くの不祥事を抱え、教会への信頼感は大きく揺れている。教皇は教会の刷新に乗り出してきたが、教会内の保守派の抵抗に遭遇し、改革の成果はまだ見えないようだ。

【社説】文化庁京都に 省庁移転もっと大胆に進めよ

文化庁が京都市に移転し、業務を開始した。中央省庁がほぼ全面的に地方に移転するのは初めてだ。東京一極集中の是正が第一の目的だが、その必要性はより高まっている。政府は省庁移転計画を再立案し、もっと大胆に進めるべきだ。

ごみ山積みでも強気のパリ フランスから

今、パリを観光で訪れる人々は、町中に山積みされたごみの山と悪臭に遭遇する。政府の年金改革への反対派がごみ収集を不可能にしているからだ。この状況はフランス全土に広がる。これで、テニスの全仏オープン、カンヌ映画祭、自転車のロードレース、ツール・ド・フランスと続く国際イベントは大丈夫なのか。9月にはラグビーのワールドカップ、来年夏にはパリ五輪が開催される。

卒業生の研修成果の集大成 石川県立輪島漆芸技術研修所で作品展

金沢市の石川県政記念しいのき迎賓館で、石川県立輪島漆芸技術研修所(輪島市)の卒業生による作品展が開かれた。同研修所は重要無形文化財保持者(人間国宝)の技術伝承者を養成する施設で、各作品は研修成果の集大成でもある。会場の1階ギャラリーAには各卒業生の洗練された力作が並び、来館者を魅了した。

新しい芸術領域の創造へ溢れる個性 秋田公立美術大学が卒業・修了展 

今年の春に秋田公立美術大学(霜鳥秋則学長、秋田市)と大学院を卒業・修了する学生たちの作品を集めた卒業・修了展がこのほど、秋田県立美術館や秋田市文化創造館など5会場で5日間にわたり開かれ、幅広い年代層が訪れた。

【上昇気流】(2023年3月28日)

大相撲春場所は、モンゴル出身の関脇霧馬山が小結大栄翔との優勝決定戦を制し初の賜杯を手にした。横綱・大関不在のやや締まらない場所となったが、優勝を争った両力士ほか若手の活躍は大きな世代交代を予感させる。

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