編集部

大阪府知事・市長 維新王国揺るがず 【連載】統一地方選2023 現場を行く(1)

4年に1度行われる統一地方選挙の前半戦が9日、投開票される。九つの道府県知事選と6政令市長選、さらに、道府県議会選と政令市議選が行われる。知事選を中心に、争点となる選挙の現場を取材した。

【社説】グローバルサウス 安定と発展につながる支援を

岸田文雄首相は、米国などが主催する「民主主義サミット」にオンラインで参加し、アジアとアフリカ諸国に対して司法制度や選挙制度の構築などを支援していく考えを示した。中国やロシアなどの脅威が高まる中、第三極の「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国への関与を強める必要がある。

【上昇気流】(2023年4月2日)

文章を見直し誤字脱字を正すことを「推敲(すいこう)」という。作家や記者にとっては重要なキーワードになっている。その由来は中国の唐の時代の故事にある。唐代は、李白や杜甫などの世界的に著名な詩人がいる。

【連載】VS中国 台湾の勝算―李喜明・元台湾参謀総長に聞く(下) 中国民衆を味方に付けよ

――ウクライナ戦争をきっかけに台湾では自主防衛の意識が高まり、民間で防衛講習を行う「黒熊学院」などが注目を集めている。一方で、中国を刺激するなという声も根強い。

【社説】こども家庭庁 伝統的な家族の良さ見直せ

子供政策の司令塔「こども家庭庁」がきょう発足する。少子化や虐待、いじめなど複数省庁にまたがっていた重要課題に一元的に取り組む新組織の門出に期待が集まるが、これまでの現金給付のような対症療法的な発想では成果は望めまい。

【東風西風】大江健三郎氏の「作家の値うち」

福田和也氏の『作家の値うち』(平成12年、飛鳥新社)は、小説を点数で評価し、物議を醸した。しかしその評価は、イデオロギー的予断を排し、師匠の江藤淳に劣らぬ読みの深さ、本質に迫る鋭さに裏打ちされたものだった。

祭りや行事、家族の日常記録 8ミリフィルムを収集/秋田市立図書館

主に昭和30年代から50年代にかけ家庭で撮影された8ミリフィルムを収集し、当時の貴重な風俗や価値を見直す動きが全国各地で進んでいる。秋田県でも取り組みがなされ、近日中にまず3本のDVDを完成させ、秋田市立図書館で公開する予定だ。

企画展「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」

「ポケモンと工芸、正面切って出会わせたとしたらどんな『かがく反応』が起きるだろう」。この問いに、人間国宝から若手まで20人のアーティストが挑んだのが、現在、金沢市の国立工芸館で開催中の「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」。陶器や金工、ガラスなど工芸の各分野で活躍する人間国宝から若手のアーティストまで、20人が手掛けた新作約70点を展示。春休みと重なり、連日多数の家族連れが訪れている。

【フランス美術事情】オルセー美術館とメトロポリタン美術館協力

「笛を吹く少年」で有名なエドアール・マネも、踊り子の連作で知られるエドガー・ドガもフランスの巨匠として日本で広く知られている。だが、この2人だけを突き合わせた企画展は珍しく、今回、パリのオルセー美術館は、ニューヨークのメトロポリタン美術館と協力し、2人の巨匠の特別展を開催した。

【上昇気流】(2023年4月1日)

イラク戦争から20年が経過した。あれこれ考えていると、宗教学者の山折哲雄さんの言葉がよみがえった。それは「一宿一飯の恩義」である。こう言うと、まるで博徒のようであるが、2001年の同時多発テロで傷ついた米国の対テロ戦に日本はどう臨むのか、その心持ちである。

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