編集部

【上昇気流】(2023年4月6日)

「ショスタコーヴィチは、たとえ友人たちが相手であっても、常に相手が望むことを言うという習慣を身に付けていたようだ」――。英国の音楽ジャーナリスト、スティーブン・ジョンソンさんが『音楽は絶望に寄り添う』(河出書房新社)で記している。

【社説】小西氏「サル」発言 資質問われる言語道断の言動

立憲民主党の小西洋之参院議員が、衆院憲法審査会の毎週開催について「サルのやること」などと発言した。70年以上前に施行された日本国憲法は、現在の内外情勢に対処するための改正が喫緊の課題となっている。そのための論議を貶める発言は、国会議員としての資質が問われる言語道断の言動だと言わざるを得ない。

露が国連安保理議長国に 「最悪のタイミング」の声

国際刑事裁判所(ICC、本部ハーグ)が3月17日、ロシアのプーチン大統領に戦争犯罪の容疑で逮捕状を出してから2週間後の4月1日、ロシアが国連安全保障理事会の議長国に就任した。逮捕状が出ている人物がトップを務める国が安保理を主導することになり、「最悪のタイミングだ」との声が出ている。

静岡市長選 保革経済界 相乗りで難波リード 【連載】統一地方選2023 現場を行く(4)

現市長が4選出馬を断念し、新人3人の戦いとなった。 自公と立憲民主、経済界が相乗りする元副知事の難波喬司(たかし)が、元自民県議の山田誠と共産公認の鈴木千佳をリード。3候補とも現市政に批判的で、難波と山田の政策が類似していることから争点がぼやけている。

紅芋タルトが品薄に

コロナ禍から一転、沖縄に観光客が戻り始めている。那覇市の商店街「国際通り」は大勢の観光客でにぎわいをみせている。中でも、沖縄の老舗菓子メーカー御菓子御殿(本社・読谷村)の店舗前には、紅芋タルトを購入するため連日長蛇の列ができ注目を集めている。

自治体主体で国民保護訓練を 「国民保護研究会」発足

有事の際の国民保護について議論する「沖縄県国民保護研究会」がこのほど発足した。3月25日に浦添市内で開かれた発足集会で、呼び掛け人の仲村覚氏(日本沖縄政策研究フォーラム理事長)は、「県民保護の責任者は県知事」と語り、自治体が主体となった国民保護訓練の実施を求めた。

【上昇気流】(2023年4月5日)

花見の記憶。20年ぐらい前、井の頭公園(東京都武蔵野市・三鷹市)で花見をやったことがある。が、本当に花見と言えるのかどうか。桜が1~2分咲きだったからだ。それでも公園内は客でいっぱい。座る場所を探すのも困難なほどだった。

北海道知事選 与野党対決 現職に強み 【連載】統一地方選2023 現場を行く(3)

前回に続き事実上の与野党対決となった。自民・公明両党が推薦し、地域政党「新党大地」が支持する現職の鈴木直道に対し、立憲民主が推薦、国民、社民、共産が支持する池田真紀が挑む。

【社説】日中外相会談 邦人救出に全力を挙げよ

林芳正外相が訪中し、秦剛国務委員兼外相と会談した。外相の訪中は約3年3カ月ぶり。昨年11月の日中首脳会談で林氏の訪中実現で一致したが、この時期となったのは「反スパイ法」違反容疑で拘束されたアステラス製薬の日本人男性社員の一刻も早い解放を求めるためだ。

ルラ大統領の支持率が低迷 ブラジル

世論調査会社のダッタ・フォーリャ社は2日、ルラ大統領の最新の支持率が38%、不支持率が29%だったと公表した。ルラ氏は昨年10月の大統領選挙の決選投票で有権者から約51%の支持を得て当選しており、現時点での支持率の低迷ぶりが明らかになった。

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