編集部

スペイン観光"失われた時"を回復へ

 外国人観光客のみならず、国内でもその動きは早かった。日本のGoTo政策のような特別な優遇策は打ち出さなかったが、単に人の移動やホテル、レストランなど観光関連業種の規制を緩和するだけで昨年夏季のバカンス・シーズンには、これまでの規制による鬱憤(うっぷん)を爆発させるかのように、多くの人が地中海岸のリゾート地などに押し掛けた。

観光大国復活の兆し 夏季シーズンのブラジル

 「今年のバカンスシーズンの売れ行きは驚くほど好調です。東北部のビーチリゾートなど、一部の観光地は年末の予約がすでに埋まっている状態です」。ブラジル最大手の旅行会社CVSの営業担当者が説明する。まだ昨年11月に入って間もないころの話だ。

ロックダウン慣れする国民 オーストリア

 2021年春、ワクチン接種が開始されたこともあって、政府も国民もコロナ禍からの脱出の日が近い、と希望を感じ、同年の夏季休暇では海外で休日を楽しむ国民が増えた。しかし、秋からは20年と同様、新規感染者が急増し、11月に入ると過去24時間で1万5000人を超える新規感染者が出てきた。過去2年間での最多記録だ。

上昇気流(2022年1月1日)

こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、春待つ氷雪。太宰治が表現した津軽の七つの雪を、歌手の新沼謙治さんが歌っている。北国や日本海側で大雪が予想される元旦は、どんな雪が降るだろうか。

2022年憲法改正 わが党はこう挑む

 憲法施行から75年となる2022年、独自の改憲案を持つ自民党、日本維新の会、国民民主党の3党は、憲法改正にどう挑むのか。自民党憲法改正実現本部の古屋圭司本部長、日本維新の会の馬場伸幸共同代表、国民民主党の榛葉賀津也幹事長に聞いた。

【社説】主張 年頭にあたって

 2022年の年が明けた。今年もさまざまな「歴史」の節目を迎える。例えば沖縄の本土復帰50周年(5月)。小泉純一郎首相と金正日総書記との日朝首脳会談20周年(9月)。沖縄は辺野古移設に見る米軍基地と東アジア安全保障の確保とのバランスが依然重い課題であり、拉致問題は会談後の一部拉致被害者の帰国以来、何らの進展もない。「節目」で終わらせず一刻も早い解決が望まれる。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(5) 孤高の海軍大将・井上成美(下)初の空母同士の海上決戦、諦 めが早いと批判集中 珊瑚海海戦で追撃断念、「実戦では無能」の烙印

昭和17年5月、ポートモレスビー上陸を目指し、陸軍部隊を乗せた攻略部隊がラバウルを出港するや、動きを察知した米軍は攻略部隊襲撃のため空母ヨークタウン、レキシントンからなる機動部隊を珊瑚(さんご)海に送り込んだ。これに対し空母「翔鶴」「瑞鶴」を基幹とする井上成美(しげよし)麾下(きか)の第5航空戦隊(原忠一少将指揮)は、米機動部隊殲滅(せんめつ)を期しソロモン群島から珊瑚海へ南下、ここに史上初となる空母対空母の海上決戦が展開された。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(4) 孤高の海軍大将 井上成美(上) 三国同盟反対、上層部を公然批判し第4艦隊長官に“左遷” 艦隊決戦を否定、航空戦力の強化を主張

トラック島の春島には、日本が委任統治していた南洋群島を防備区域とする第4艦隊司令部が置かれていた。日米開戦直前の昭和16年8月、その司令長官に井上成美(しげよし)少将が親補(しんぽ)された。井上は海軍省軍務局長として、米内光政海軍大臣、山本五十六海軍次官とともに日独伊三国同盟締結や日米開戦に強く反対した。

【連載】赫き群青 いま問い直す太平洋戦史(3) 南方の前進拠点 トラック島物語(下) 大空襲で輸送船団が沈没、孤立した島を襲う飢餓

ミッドウェー海戦(昭和17年6月)を境に、戦局は悪化の一途を辿(たど)った。原爆開発を進めるマンハッタン計画の軍事政策委員会は翌年5月、原爆投下の候補地にトラック島を挙げた。目標となる艦船が多く、万一爆弾が不発の際も水深が深いため回収困難で機密漏洩(ろうえい)の危険が小さいからといわれるが、選定理由は果たしてそれだけだったろうか。

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