編集部

「親鸞―生涯と名宝」 生誕850年特別展 京都国立博物館

浄土真宗を開いた親鸞(1173~1262年)の生誕850年に当たる本年、浄土真宗各派寺院が所蔵する法宝物を一堂に集め、ゆかりの地、京都・東山の京都国立博物館で3月25日から5月21日まで親鸞展が開かれている。国宝11件、重要文化財75件を含む過去最大の出陳件数で、中でも親鸞の主著『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)は、坂東本・西本願寺本・高田本が初めて同時展示され話題になっている。

【上昇気流】(2023年4月8日)

米オハイオ州のデイトン市は、大洪水で市がほとんど水没する大惨事に遭い、1914年にシティー・マネジャー制を導入した。議会が1人の支配人を選任し、行政部門の総責任者に据えて見事に復興させた。これに倣って全米各市で採り入れられた。

【持論時論】老病死の高齢期をどう生きるか―香川県の称讃寺住職・終活支援団体「わライフネット」代表理事 瑞田 信弘氏に聞く

浄土真宗の称讃寺住職をしながら終活支援団体を立ち上げ、公民館などで終活について語り、NHKカルチャーセンターで仏教講座を担当している瑞田信弘さんが、女優の中村メイコさんと宗教学者の山折哲雄先生に話を聞いて『死に方の流儀』(アートヴィレッジ)を出した。その要点を取り上げ、高齢期の自分らしい生き方、死に方について聞いた。

「聖週間」は空き巣が多発 フィリピンから

フィリピンのお盆に当たる「聖週間」。4月6日から始まる連休を前に国家警察は国民に防犯対策を呼び掛けている。国家警察の報道官は、フェイスブックなどのソーシャルメディアに旅行先での写真をリアルタイムで投稿することは防犯上危険としてアドバイスした。

【社説】3月日銀短観 消費回復へ賃上げの波及を

原材料価格が高止まりする中、海外経済の減速が追い打ちとなり、企業心理の悪化に歯止めが掛からない――3月の日銀全国企業短期経済観測調査(短観)が示した大企業製造業の現況である。

【国境警報】防衛省 中国空母「山東」、沖縄南方に 太平洋航行は初 運用能力向上か

防衛省は6日、中国海軍の空母「山東」が沖縄県の波照間島南方の太平洋を航行するのを確認したと発表した。山東は中国初の国産空母で、太平洋上の航行が確認されたのは初。同省は外洋での運用能力を得たとみて警戒している。

【上昇気流】(2023年4月7日)

安倍晋三元首相が亡くなる寸前まで読んでいた岡義武著『山県有朋―明治日本の象徴―』(岩波文庫)を読んだ。国葬の弔辞で菅義偉前首相が取り上げ話題となった本である。明治大正の日本の政治史の中で、山県の人と行動を達意の文章で描いている。

セルフレジで高まる万引きリスク 米国から

米国でセルフレジは近年、食料品店などで増え続ける一方だ。たいていは並ぶ必要がなく、会計を早く済ますことができるため、最近は利用することが多い。

奈良県知事選 保守分裂、付け入る維新 【連載】統一地方選2023 現場を行く(5)

 5期目を目指す自民党系の現職・荒井正吾に自民県連の推薦を受けた元官僚の新人・平木省が挑む中、元生駒市長の山下真が維新初の知事の座を狙う激しい選挙戦が展開されている。

【社説】NATO北欧拡大 露の侵略に決然とした措置だ

北欧のフィンランドが北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟し、NATOは31カ国体制となった。ロシアがあからさまにウクライナを侵略して軍事的脅威を高めた結果であり、加盟申請から1年未満の素早さで加盟が実現したことは、欧米の加盟国がロシアの軍事力行使を許さず決然と対抗していく結束を示したと言える。

注目記事