編集部
社説
【社説】総人口減少 価値観に踏み込んだ対策を
わが国の人口減少の流れを止めるためには、日本人のライフスタイルや価値観にまで踏み込んだ対策が必要だ。戦後、ほとんどタブー視されてきた、この問題に踏み込み、背景にある社会構造の変革なくして、流れを変えることはできない。
国内
衆院千葉5区 野党に追い風も乱立で激戦 【連載】衆参補選 現場を行く(2)
政治資金規正法違反で罰金の略式命令を受けた自民の元衆院議員、薗浦健太郎の辞職に伴う補選。自民候補を迎え撃つ野党に追い風が吹くはずだが、立憲民主、日本維新の会、国民民主、共産の各党公認候補らが“乱立”し激戦となっており、各党とも序盤から首脳クラスが応援に駆け付けている。
コラム
増える「学校の統廃合」
この春、妻の田舎の小学校が廃校になった。ちょうど姪(妻の弟の子)が最後の卒業生となった。妻の実家では親族のほとんどがこの小学校の出身で、帰省するたびに小学校時代の友人や保護者の思い出話に花が咲く。地域の人にとっては馴染(なじ)み深い、歴史のある学校である。
家庭・教育・LGBT
生涯スポーツにつながる移行
今回の部活動の地域移行の動きは地方自治を担う行政当局にとって大きなチャンスだと思っている。学校の中に閉じ込められていた部活動を地域スポーツとして社会に開くことで、競技スポーツとして得意な子供だけではなく、不得意な子供も共に楽しめるものにしたい。学校部活動の地域移行を実現すれば、幼児から高齢者、健常者から障碍(しょうがい)者に至るまで、さまざまな種目のスポーツに皆が参加できるようになる。
教育
学校部活動の地域移行と未来テーマに「イマチャレコンベンション23春」開催
2023年度から本格的に開始する中学校の休日部活動の段階的地域移行を控え「いよいよ始まる部活動の地域移行私たちはどんな未来を目指すのか?」をテーマにしたイマチャレコンベンション23春がこのほど、オンライン配信で行われた。
コラム
【上昇気流】(2023年4月18日)
歌舞伎俳優の四代目市川左團次さんが亡くなった。享年82。「助六」の髭の意休、「髪結新三」の長兵衛など敵役、老け役、時には道化役など数々の名演技を残し、2017年には芸術院賞を受賞している。歌舞伎界はまた大きな存在を失った。
社説
【社説】首相に爆発物 テロに甘い風潮に猛省を
岸田文雄首相が遊説先として訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、24歳の男が筒状の爆発物を投げ込み、大きな爆発音が起こった。男はその場で取り押さえられて逮捕されたが、どのような理由があってもテロは断じて容認できない。卑劣で凶悪な無差別テロは言語道断の暴挙であり、選挙応援の会場を狙ったのは民主主義への挑戦だと言わざるを得ない。動機の徹底解明と厳正な処罰が求められる。
国内
参院大分選挙区 背水の吉田 追い上げる白坂 【連載】衆参補選 現場を行く(1)
「最終的に立憲民主党県連の代表である私が候補者として出なければならないと決意した。あと2年3カ月任期が残っていたが」自然豊かな国東半島南部の安岐町公民館での個人演説会で、立民公認の元参院議員、吉田忠智は、気迫を込めながらも複雑な表情を見せた。参院補選に勝つため、参院議員を辞して立候補したのだ。
コラム
【上昇気流】(2023年4月16日)
作家、村上春樹氏の新作長編『街とその不確かな壁』(新潮社)が発売された。長編としては『騎士団長殺し』以来6年ぶり。その舞台の一つが、福島県南会津町にある図書館ではないかと地元で話題を呼んでいる
社説
【社説】北ミサイル 核シェルターの整備を急げ
北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。日本政府は北海道南西部の陸地に落下する恐れがあるとし、全国瞬時警報システム(Jアラート)で避難を呼び掛けたが、北海道周辺への落下はなくなったとして解除した。安全確保のため、正確性よりも迅速性を優先し、Jアラートを通じて警報を発令した判断は正しい。ただ今回のケースをきちんと検証し、正確性の向上にも努めてほしい。



