編集部
社説
【社説】憲法記念日 国会は改憲へ責任果たせ
76回目の憲法記念日を迎えた。戦後占領期に連合国軍総司令部(GHQ)の主導で制定された現行憲法は、この間一言一句変わらずわが国の最高法規であり続けている。国内の社会情勢や国際的な安全保障環境は激変し、独立主権国家として生き残りをかけた重大な時期を迎えながら、国防や緊急事態に関する根本規定を欠いたままであることは政治の怠慢と言わざるを得ない。国会は衆参両院の憲法審査会の議論を活性化し、憲法改正原案を作って国民に問うという本来の責任を果たすべきだ。
防衛・沖縄
北朝鮮衛星の落下に備え 先島へのPAC3配備に遅れ
防衛省・自衛隊は、北朝鮮が打ち上げを計画する人工衛星の日本領土内への落下に備え、沖縄県の石垣島や与那国島など先島諸島に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)等の配備を進めている。しかし、港や空港の使用許可などを巡る県の対応により輸送に遅れが生じている。配備先の与那国町長などからは、県に対し積極的に配備に協力するよう求める声が上がっている。
コラム
【上昇気流】(2023年5月3日)
著名な植物学者、牧野富太郎(1862~1957)をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「らんまん」を見ていると、「家」というものが大きな力を持っていた時代があったと改めて思う。特に家業の場合、長男は後を継ぐのが普通だった。向き不向きは人間に付きものだが、それと関係なく世襲することが昔は多かった。
LGBT
「性自認」の法制化に反対
性的少数者(LGBTなど)理解増進法案について、「性別不合当事者の会(=森永弥沙事務局長)」などの4団体は1日、東京都内で女性や性的少数者など当事者からの声を紹介しながら、「性自認」の法制化に対して反対の立場を示した。
コラム
マルチ女性の運転術 韓国
先日、釜山に駐在する知人に会いに行った時のこと。ソウルからKTX(韓国高速鉄道)に乗って最寄りの駅を下車すると、出迎えてくれた知人の女友達が車に乗せてくれた。目的地まで通常なら約30分。しかし、この日は土曜日で道が混み、1時間以上を要した。車中、よもやま話に花が咲いたが、女性の釜山なまり独特の抑揚が妙に心地よく、しゃべっていると、釣られてこちらまでなまり交じりになってくるから不思議なものだ。
オピニオン
【岸田首相暗殺未遂―有識者の視点】 襲撃の再発 教団叩きより警備の強化を
日本の元首相が恨みを持つ単独犯に殺害されてから1年も経(た)たないうちに、現職の首相が恨みを持つ別の単独犯が投げ付けたパイプ爆弾で攻撃されそうになった。和歌山の漁港で行われた選挙集会の警備は驚くほど緩く、最前列の聴衆は岸田文雄首相に手が届きそうな距離だった。
社説
【社説】テロ対策 メディアは報道の仕方改めよ
今月は広島市で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれる。日本では昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件に続き、先月には岸田文雄首相の遊説中に爆発物が投げ込まれる事件が発生するなど、政治家を標的にしたテロが相次いでいる。サミットに向けて警察が万全の対策を講じるだけでなく、メディアのテロに対する報道の仕方も改めるべきだ。
家庭・教育・LGBT
学校部活動の地域移行と未来テーマに「イマチャレコンベンション23春」開催
イマチャレコンベンション23春がオンライン配信で行われ、メインセッションで日本バスケットボール協会会長の三屋裕子氏による講演が行われた。



