岩崎 哲
メディアウォッチ
ロシア正教徒としてのプーチン氏の“聖戦”を読み解く新潮・佐藤優氏
ウクライナ戦争を遂行するロシア大統領ウラジミール・プーチンとは何者なのか。世界中の非難をものともせず、冷酷にウクライナを蹂躙(じゅうりん)し続ける神経は常人の理解を超えている。何が彼を突き動かし、どこでそれが満たされ、いつ侵攻が終わるのか。プーチンを動かす“哲学”に目を向けた記事を週刊誌から拾ってみる。
メディアウォッチ
「『新聞記者』は死んだ」とし調査報道など望めぬ現状を伝えるポスト
動画配信サービスで「新聞記者」というドラマが話題になっている、という。米倉涼子演じる記者が政府公文書改竄(かいざん)事件を追究するドラマだ。すでに映画にもなっており、主人公の女性記者を韓国女優のシム・ウンギョンが演じた。訛(なま)りのある日本語に違和感があり、どうしてこのキャスティングをしたのか分からない。
メディアウォッチ
「太陽の孤独」との表現でいち早く石原慎太郎氏追悼記事を載せた文春
小説家であり政治家であった石原慎太郎が死去した。享年89。小説「太陽の季節」が芥川賞を受賞し(1956年)、一躍時代の寵児(ちょうじ)となる。政治家に転身した(いや、小説家は辞めていなかったのだから、兼業だったのだが)のが68年、参院選全国区で301万票を取って国政に進出した時だった。そこから政治家石原慎太郎が始まる。
朝鮮半島
【韓国紙】大統領選 今からでもビジョン対決を
3月9日の第20代大統領選挙は“歴代級”だ。肯定的な意味ではない。人々は「こういう大統領選挙は初めて」だという。ある世論調査の専門家は「かつてなく勝敗の予測が難しい」と語った。既存の選挙の公式が当てはまらないからだ。
メディアウォッチ
「銃」を持ち出し危機を煽るNW日本版「2024年の全米動乱」特集
ニューズウィーク日本版(1月25日号)が「2024年の全米動乱」という特集をしている。「動乱」とは穏やかではないが、今年は米中間選挙があり、2年前の大統領選でバイデン陣営に「勝利を盗まれた」と信じているトランプ支持者が反撃の狼煙(のろし)を上げて攻勢を仕掛ける選挙になると予想されている。
朝鮮半島
【韓国紙】観相師が見た大統領候補夫人の運勢
トップを走っていた野党国民の力大統領候補の尹錫悦(ユンソンニョル)元検事総長の失速で、韓国大統領選は混沌(こんとん)としてきた。尹氏は夫人の経歴詐称と自身の失言等で急激に支持率を落とし、トップの座を与党共に民主党の李在明(イジェミョン)前京畿道知事に譲っている。
朝鮮半島
【韓国紙】全斗煥・盧泰愚両元大統領の再評価
韓国の歴代大統領の退任後が、国家の元老として、政界や国民の尊敬を集め、それなりの待遇を受けるかといえば、決してそうではない。実態はその真逆だ。暗殺・逮捕・収監・自死といった“悲惨な末路”を辿(たど)った人がほとんどなのである。
朝鮮半島
【韓国紙】“ばら撒き”中毒助長する与党候補
韓国大統領選で支持率1位を走る共に民主党の李在明(イジェミョン)大統領候補のばら撒き公約が度をこえている。李候補は連日、金を与え税金を下げるという公約を繰り返す。自営業者の新型コロナ被害の完全補償、児童手当て18歳まで拡大、全国民に年100万ウォン(青年は200万ウォン)の基本所得、1住宅者の保有税・総合不動産税・譲渡税減免などを約束した。得票につながるなら何でも出す態勢だ。票と財政を連結させる能力が本当に卓越している。
メディアウォッチ
経済、政治から皇室まで思いの外読み応えあるポストの新春座談会
週刊ポスト(1月14・21日号)が「新春スペシャル座談会9連発」として「2022大予言」を特集している。ポスト・コロナで社会が動き出すことが期待される今年の、経済、政治、外交から皇室まで九つの分野について識者・専門家がそれぞれ3人集まり論じたものだ。



