岩崎 哲
メディアウォッチ
「光州事件」描く映画の落とし穴
1980年、韓国南部の全羅南道光州市で起こったいわゆる「光州事件」は韓国が民主化に向かう大きな転機となった。だがこの事件を「民主化を求める民衆の蜂起」とみるか、「共産勢力にそそのかされた反政府暴動」とみるか、視角の違いで正反対の評価が出て来る。
メディアウォッチ
「安倍氏が国民に分断をもたらした」との評に異論唱えるNW日本版
安倍晋三元首相の国葬儀が9月27日、行われた。メディアの世論調査では反対が賛成を上回っていた。だが献花台に向かう市民の列は数キロに及び、数時間を待って遺影の前にたどり着き、準備してきた花を供えて静かに手を合わせる人々の姿が延々と続いた。
メディアウォッチ
英王室と英連邦の将来に不安示すNW日本版のエリザベス女王特集
弔問の列が途切れない。30時間以上待って、ようやく棺に対面し、数秒だけ許された別れの時間を惜しむ。英国民が9月8日に死去したエリザベス女王に示している“敬愛の念”と“忍耐”だ。この列を「エリザベス・ライン」という。
メディアウォッチ
「重訳」を脱し「韓国学」へ
韓国では1980年代ごろまでは新聞や書籍も漢字ハングル交じり文で書かれていたが、漢字は徐々に排除されていき、今では社会生活や教育の場ではすっかりハングル専用となり、むしろ漢字を理解する者がほとんどいなくなった。
メディアウォッチ
本紙と政治家の関係を論じたアエラの紀藤弁護士と仲正教授の対談
「カラスが鳴かない日があっても…」と古い喩(たとえ)を出すつもりはないが、週刊誌が「旧統一教会を取り上げない週はない」状態になっている。
メディアウォッチ
ウクライナ戦争で置き去りにされた問題に焦点を当てたNW日本版
連日ワイドショーは「旧統一教会と政治家」の話題を取り上げている。こうも続くとさすがに視聴者は食傷気味になる。食傷気味といえば、2月末に始まったロシアによるウクライナ侵攻では、これも連日戦況が伝えられたが、そのうち、陸続きで避難民が押し寄せている欧州で「ウクライナ疲れ」が出てきて、関心が薄れがちになった。
メディアウォッチ
与党代表に新党結成の勧め
韓国で与党代表が窮地に陥っている。国民の力代表の李(イ)俊錫(ジュンソク)氏(37)が過去の「性接待」疑惑を追及され、党から「党員資格停止6カ月」の処分を受けたのだ。
メディアウォッチ
墜落する尹大統領支持率
知り合いの韓国メディアの東京特派員から質問を受けた。「首相の囲み取材というのはどの程度の頻度で行われるのか」と。官邸に出入りする際、待ち構えている記者団の問い掛けに答える場合もあれば、素通りすることもある。
メディアウォッチ
新たな発見があるNW日本版「世界が称賛する日本の暮らし」特集
外国人たちに「何しに日本へ来たか」を聞くテレビ番組が人気を博している。同工異曲で日本大好き外国人を「日本へ招待」したりして、外国人に日本の“良さ”を語らせ、日本は素晴らしい、と持ち上げる番組も人気だ。



