市原幸彦

疫病の神として広く流布「牛頭天王とは何者か―信仰の受容と展開を考える」

牛頭(ごず)天王は、日本で広く信仰された神の一つだが、その正体についてはよく分かっていない。先月初め、岩手県一関市藤沢町の長徳寺(渋谷真之住職)で、蘇民祭が営まれた後、東北大学災害科学国際研究所や藤沢町史談会などの主催による「疫病退散プロジェクト講演会II」が行われ、高崎経済大学の鈴木耕太郎准教授が「牛頭天王とは何者か―信仰の受容と展開を考える」と題し講演を行った。

東日本大震災の津波から学び、今後に生かそう

東日本大震災の発生から11年。児童74人と教職員10人が津波の犠牲となった宮城県石巻市の旧大川小学校(釜谷山根地区)。今後、この悲劇がどのように生かされていくのか、11日、旧大川小での追悼行事に参加した人々を通じて探ってみた。

福島県大熊町、原発事故を乗り越え新設校

 原発事故の発生後、熊町小、大野小、大熊中の3校は会津若松市に移転。新年度から大熊中は会津短大隣の仮設校舎から、熊町・大野小学校がある旧会津若松市立河東第三小学校の校舎へ移転、統合する。

「子ども食堂」コロナ禍でひとり親支援に奮闘

 厚生労働省の平成30年の国民生活基礎調査によれば「17歳以下の7人に1人が相対的貧困であり、ひとり親世帯の貧困率は2人に1人」という。相対的貧困とは最低限の暮らしは確保できているものの、平均生活水準より所得が少ない状態のこと。

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