福島 純一

フィリピン、2年半ぶり対面授業再開 公立校で教室不足が深刻化

フィリピンで新型コロナウイルスの感染対策で実施された長期間のロックダウン(都市封鎖)を経て、約2年半ぶりに学校での対面授業が再開された。感染状況の落ち着きを受け、ようやくこぎ着けた対面授業だが、長期にわたる遠隔授業による学力低下の深刻化や、経済難で私立学校が大量に閉鎖するなど、教育環境をめぐる問題は山積み状態にある。また学校での集団感染を懸念する声もある。

マルコス比大統領が初の施政方針演説

フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領が25日に、就任後初となる施政方針演説を行った。約70分間の演説では観光産業の復興やインフラ事業、エネルギー問題などの経済分野に焦点が置かれ、ドゥテルテ前政権で大きな問題となっていた人権問題や報道の自由などへの言及はなかった。

フィリピンのマルコス大統領が安倍元首相の死に哀悼の意

フィリピンのマルコス大統領は8日、フェイスブックで安倍晋三元首相の死去について哀悼の意を表明する声明を出した。マルコス氏は「安倍氏は日本の最も困難な時期を乗り越えた先見性のあるリーダーで、フィリピンの良き友人で支援者でもあった」と述べた。

フィリピン、燃料高騰が社会問題に

ウクライナ紛争に端を発する世界的な石油価格の高騰がフィリピンを直撃している。特に大きな影響を受けているのがバスなどの公共交通機関で、採算が合わずに運行を取りやめる運転手が増加。通勤者への負担が社会問題となるなど、政府に対応を求める声が強まっている。

比・マルコス次期大統領、30日就任 現政権色の強い閣僚起用

の上下両院は5月25日、大統領選の公式集計を終えフェルディナンド・マルコス元上院議員の当選を正式に宣言した。6月30日に正式に就任する見通しで、マルコス氏はすでに主要閣僚の任命を行うなど、新政権の輪郭が徐々に明らかになっている。

マルコス氏の当選を宣言 フィリピン大統領選、 公式集計終える

フィリピンの上下両院は25日、正副大統領選の公式集計を終え大統領候補のフェルディナンド・マルコス元上院議員と、副大統領候補のサラ・ドゥテルテ・ダバオ市長の当選を正式に宣言した。6月30日に正式に就任する見通し。

終盤のフィリピン大統領選 マルコス氏/一騎打ち、優勢保つ

9日に投開票を控えるフィリピン大統領選では、世論調査の結果から、独裁政治や戒厳令などで知られる故マルコス元大統領の息子であるボンボン・マルコス元上院議員と、レニー・ロブレド副大統領の一騎打ちが確実視されている。

フィリピン中部 台風被害拡大 大規模な地滑り 集落壊滅

フィリピン中部に上陸した台風2号(フィリピン名アガトン)による洪水や土砂崩れの被害が拡大し、死者はこれまでに179人に達した。政府は9000人以上の人員を投入して救援と捜索活動を行っているが、行方不明者は依然100人を超えている。農業やインフラの損害も拡大しており当局が対応を急いでいる。

フィリピン、大統領選有力4候補が固まる

5月9日のフィリピン大統領選に向け選挙キャンペーンが激化する中、有力候補が固まってきた。選挙ではドゥテルテ政権が進めてきた麻薬戦争や汚職対策の是非が争点となっているが、ドゥテルテ大統領が後継候補をまだ指名しておらず、依然として流動的な状態にある。その中でも突出した支持を集めているのが独裁政権で知られる元大統領の息子であるマルコス元上院議員で、野党のロブレド副大統領がこれを追う形となっている。

比保健省「オミクロン株を克服」 外国人観光客受け入れ再開

年明けにオミクロン株による感染急増に見舞われたフィリピンだが、1カ月ほどで感染は収束し、政府は大幅な規制緩和に舵(かじ)を切った。観光ビザによる外国人の入国が本格的に再開されるなど、経済復興に期待が高まっている。政府はさらなる規制緩和で「ニューノーマル」に移行する姿勢も見せている。

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