綾村 悟

「盗賊団」題材のチーム優勝 リオのカーニバル 観客を魅了

南米ブラジルのリオデジャネイロで開催された「リオのカーニバル」の特別パレードで22日、インペラトリス・レオポルディネンセの優勝が発表された。

サンパウロで記録的豪雨、46人が死亡―ブラジル

南米ブラジルのサンパウロ州当局は22日、週末から続く記録的な大雨による地滑りや洪水などで、これまでに46人の死亡が確認されたと発表した。行方不明者も多く、死者はさらに増える可能性が高いという。

南米チリでTPP発効 10ヵ国目

南米チリで21日、環太平洋連携協定(TPP)が発効した。TPPは、日本やオーストラリア、チリ、メキシコなど11カ国が参加、発効は10カ国目で、発効手続きを終えていない加盟国はブルネイのみとなった。

ペルー、マチュピチュ遺跡観光再開

南米ペルー観光省は15日、反政府デモの激化を受けて閉鎖していた世界遺産マチュピチュ遺跡の観光客受け入れを再開した。

アマゾン熱帯雨林 消失速度が減少 金違法採掘業者の排除に力

人工衛星からのデータでアマゾン熱帯雨林の状況を監視しているブラジル国立宇宙研究所(INPE)は10日、1月の森林消失量が昨年同月比で61・3%減少したと発表した。

左傾化路線強めるルラ政権 ブラジル 中絶・ジェンダー平等推進

1月1日に就任したブラジルのルラ大統領が、左傾化路線を強めている。就任時には、保守派のボルソナロ前大統領に投票した多くの有権者も含めて「すべての国民を一つにする」と約束したが、左派色が強い中南米カリブ諸国共同体(CELAC)首脳会議への復帰や人工妊娠中絶に反対する「ジュネーブ合意宣言」からの脱退などを推進。一方、ボルソナロ氏に対し、1月8日の議会襲撃事件に関与した疑惑への追及を強めている。

退役空母、海底へ 環境保護団体が汚染懸念 ブラジル

【サンパウロ綾村悟】ブラジル海軍は3日、艦齢60年の退役空母「サンパウロ」を、沈没させて処分したと発表した。 ブラジル海軍の公式発表によると、沈没による処分を行ったのは、大西洋のブラジル沖合350キロの地点。水深約5000㍍の深海に「計画通りに制御された様態で沈没させた」(ブラジル海軍)という。 同空母に関しては、トルコ企業が解体作業を請け負う予定だったが、船体内に発がん性物質のアスベストが大量に使用されているとして、昨年8月に解体許可が取り消されていた。 その後、空母はブラジルに曳航(えいこう)されたが、環境省が汚染物質を理由として入港許可を出さず、大西洋上をさまよっていた。 沈没処理に関しては、環境保護団体が、アスベストや重金属などの汚染物質約3万トンが使用されていると主張、生態系への影響が考えられるとして反対活動を行っていた。

ブラジル上院議員 前大統領が政変の計画に加担と証言

ブラジルのド・バル上院議員は、ボルソナロ前大統領の側近から、ルラ大統領が勝利した昨年10月の大統領選挙の結果を覆すための計画に加わるように求められたと証言した。ブラジル大手週刊誌「ベジャ」が2日付で報じた。

ペルー大統領選来年実施を否決

ペルー共和国議会(1院制・定員130人)は1日、ボルアルテ大統領が大統領選挙を含む総選挙を来年末に前倒しするように求めた改定案を反対多数で否決した。ペルーでは、急進左派カスティジョ前大統領の罷免と逮捕に伴う反政府デモの拡大で政情不安が続いている。

ドイツ、熱帯雨林保護に資金 ブラジルを援助

南米ブラジルを訪問中のドイツのシュルツェ経済協力・開発相は30日、アマゾン熱帯雨林の保護を支援するために、ブラジル政府に対して2億ユーロ(約282億円)の資金拠出を行うと発表した。政府系ブラジル通信が報じた。

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