綾村 悟

保守ボルソナロ大統領が出馬宣言―ブラジル  左派候補が優勢

ブラジルのボルソナロ大統領(67)が24日、10月の大統領選出馬を正式に表明した。リオデジャネイロで同日開かれた右派与党・自由党(PL)の党大会で候補指名が発表された。

ブラジル、ウクライナ首脳が電話会談

ラジルのボルソナロ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が18日、初の電話会談を行った。ゼレンスキー氏はツイッターで会談の内容に関して投稿し、「(ボルソナロ大統領には)ウクライナ戦争の戦況を説明し、ロシアによって引き起こされた世界的な食糧危機を解決するために、わが国の穀物輸出再開が重要であることを説明した。

ブラジル、安倍元首相死去で3日間の服喪へ

ブラジルのボルソナロ大統領は8日、安倍晋三元首相が銃撃事件で死去したことを受け、同日からブラジル全土で3日間の服喪を行うことを宣言した。全国の公共施設などで半旗が掲げられる。

「五輪、日系人交流」で功績 安倍氏死去でブラジル

安倍晋三元首相が、奈良市での応援演説中に銃撃を受けて死亡した事件で、政府系ブラジル通信を始めとするブラジルの各メディアは、トップニュースとして速報を流している。

中南米・カリブ諸国 食料事情が急激に悪化 1400万人が飢餓の恐れ

国連世界食糧計画(WFP)は14日、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で、中南米・カリブ海地域の食料事情が急激に悪化しており、対応が遅れれば1400万人が飢餓に襲われるとの試算を発表した。世界に広がる燃料・食料価格の高騰は中南米を直撃しており、反政府デモや深刻な社会不安を生み出している。

初の左派政権誕生へ コロンビア大統領選

南米コロンビアで19日、ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が行われ、即日開票の結果、元左翼ゲリラのグスタボ・ペトロ上院議員(62)の初当選が決まった。歴代、親米政権が続いてきたコロンビアでは、初の左派政権誕生となる。就任式は8月7日。任期は4年で再選は禁止されている。

初の左派政権誕生も コロンビア大統領選

【サンパウロ綾村悟】南米コロンビアで19日、元左派ゲリラのグスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)と実業家の独立系候補ロドルフォ・エルナンデス前ブカラマンガ市長(77)による大統領選決選投票が行われる。 直近の世論調査(全11社)による支持率の平均値では、ペトロ氏の47・2%に対して、エルナンデス氏は46・5%と拮抗(きっこう)しており、文字通りの大接戦となっている。 今回の大統領選挙は、コロンビアの既存政治に対する有権者からの反発が選挙を動かした。コロナ禍での不況と貧困・格差の拡大、治安悪化、さらに長年にわたってコロンビア政界に蔓延(まんえん)する政治汚職に対して国民が変革を求めた。 同国の貧困層が中間層に抜け出すには、11世代かかるとの試算もあり、未来に希望が持てないのが現状だ。 その受け皿となっているのが、左派ゲリラ「M―19(4月19日運動)」出身という経歴を持つペトロ氏だ。政治家としては、上院議員や首都ボゴタ市長などを経験、2018年の大統領選挙では現職ドゥケ氏と決選投票を争った。 ペトロ氏は、貧困対策として富裕層への大型課税を主張、さらには環境保護のために新たな石油採掘の禁止などを求めている。FTAなどの自由貿易協定にも反対の立場だ。当選すれば、経済政策は大きく変わる可能性が高い。 一方、今回の選挙で「台風の目」となっているのが、建設会社を経営し、コロンビア有数の資産家として知られるエルナンデス氏の躍進だ。保守派寄りの過激な発言で知られるが、4月までは支持率が1桁台の泡沫(ほうまつ)候補にすぎなかった。 しかし、投票日が近づくにつれて、ペトロ氏への対抗馬として支持を一気に伸ばした。ソーシャルメディアを駆使した選挙戦で注目を集め、独立系候補として政治汚職の撲滅を強く訴える作戦が功を奏した。 現職のドゥケ政権は、今年4月の増税案に端を発した反政府デモなどで大きく支持率を落としており、その後継候補でもある中道右派のフェデリコ・グティエレス氏の支持も伸びなかった。 ただし、有権者の多くは、左派ペトロ政権が誕生することに迷いも持っている。南米では、反米左派のベネズエラが経済崩壊を経験、コロンビアにも多くの難民が流れ込んだ。さらに、昨年7月に誕生したペルーの左派カスティジョ政権は、党内分裂などで国政が混乱しており、コロンビア初の左派政権誕生に不安を持つ有権者は少なくない。 エルナンデス氏には、左派ペトロ候補の対抗馬として、保守・中道支持層からの消極的な選択も含めた支持が集まっている。ただし、中央政界での政治経験がないことが不安要素でもある。 接戦となっている決選投票だが、どちらが勝利しても議会で多数派を握ることができないため、厳しい政権運営が予想されている。

アマゾン奥地で英記者ら殺害か

】アマゾン熱帯雨林内で英国人ジャーナリストら2人が行方不明になっている事件で、ブラジル連邦警察は15日、容疑者2人が殺害を供述したと発表した。供述に基づき遺体も発見された。

ブラジルで違法伐採で森林消失が加速 背景に食糧・木材価格高騰

アマゾン熱帯雨林を含むブラジル各地で、主に違法伐採による森林消失が加速している。近年にない消失速度に専門家は危機感をあらわにしており、地域的な気候変動の恐れも指摘されている。また、先住民居住区で金の違法採掘が加速し、先住民への人権侵害が広がるなど、ブラジルの森林をめぐる現状は深刻だ。

左派ペトロ氏が優勢―コロンビア大統領選

南米コロンビアで29日、親米右派ドゥケ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、即日開票の結果、元ゲリラの左派、ペトロ元ボゴタ市長(66)が首位に立った。有効票の過半数に達していないため、右派の実業家、ロドルフォ・エルナンデス氏(77)との決選投票が6月19日に行われる。

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