綾村 悟

アマゾンで森林火災増加、1日に3358件

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は25日、アマゾン熱帯雨林での森林火災が増加しており、22日には1日だけで3358件もの森林火災が発生したと発表した。INPEによると、観測が始まって以来、過去最悪といわれた2019年の数字をも上回っているという。

ニカラグア 独裁化進むオルテガ政権 カトリック教会まで弾圧

中米ニカラグアでは、オルテガ大統領による強権政治が激しさを増している。反大統領派の政治家やマスコミに向けられた弾圧は、カトリック教会関係者への迫害にまで発展し、逮捕・自宅軟禁を強いられる司教も出ている。1979年の「ニカラグア革命」で左派ゲリラを率いて独裁政権を倒したはずのオルテガ氏だが、中南米有数の反米左派独裁政権と化しているのが現状だ。

空港や機内でのマスク着用義務解除 ブラジル

ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は18日、新型コロナウイルスの感染拡大にともなって導入されていた、国内の空港と国内線機内でのマスク着用義務を、同日付で解除すると発表した。2年ぶりの解除となる。ただし、ソーシャルディスタンスなどの感染防止措置を取ることは望ましいとされており、手指消毒用アルコールの常設や、機内の消毒等が義務化されたままとなっている。

保守ボルソナロ大統領が追い上げ―ブラジル大統領選

10月に大統領選挙を控えているブラジルで、最新の世論調査が8日に公表され、現職保守ボルソナロ大統領と左派ルラ元大統領との支持率差が1桁台にまで大きく縮小していることが分かった。

ウルグアイなど南米4カ国が共催立候補 サッカーW杯100周年大会

ウルグアイ、アルゼンチン、チリ、パラグアイのサッカー協会関係者は2日、ウルグアイの首都モンテビデオのセンテナリオ競技場で記者会見を行い、2030年のサッカー・ワールドカップ(W杯)に4カ国の共同開催で立候補することを明らかにした。

ペルー首相が辞任表明、1年で4人目

南米ペルーのトレス首相が3日、辞任を表明した。トレス氏は辞任理由を「個人的な理由」とだけ説明している。

サル痘で抗ウイルス薬緊急輸入へ ブラジル  

天然痘によく似た症状の「サル痘」が急拡大している南米ブラジルで、同国保健省は1日、天然痘治療薬の「テコビリマット」を緊急輸入することを発表した。政府系ブラジル通信が報じた。

反体制派指導者に懲役10年 ニカラグア 締め付けを強化

反米左派オルテガ大統領による強権政治が続いている中米ニカラグアで、同国裁判所が7月28日までに、反体制派指導者のスアゾ氏に対して「国家騒乱罪」などで懲役10年の実刑判決を下していたことが分かった。非政府組織のニカラグア人権センター(本部・マナグア)が明らかにした。

サル痘感染者978人に―ブラジル

ブラジル保健省は27日、同日までにサル痘の感染者が978人確認されたと発表した。

コロンビア 初の左派政権発足へ 南米で中露の影響力拡大か

南米コロンビアで来月7日、同国初の左派政権が発足する。親米保守政権が続いてきたコロンビアは、米国にとって南米への影響力行使の基点として欠かせない存在だった。「左傾化の波」が中南米で吹き荒れる中、コロンビアでの左派政権誕生は、中南米地域の地政学にも大きな影響を与えかねない

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