綾村 悟
中南米
カスティジョ大統領弾劾を提案 ペルー
南米ペルーで29日、左派カスティジョ大統領に対し「大統領職を遂行する道徳的な能力に欠けている」などとする弾劾決議案が野党によって提出された。カスティジョ氏への弾劾提案は、これで3度目。ペルー議会(130議席)は、フジモリ派の「フエルサ・ポプラル」などを中心に議会の過半数を野党勢力が占めているが、弾劾決議に必要となる3分の2の賛成票が集まる可能性は低く、弾劾決議自体は否決される可能性が高い。過去2回の弾劾決議も否決されている。
中南米
与野党対話を再開 ベネズエラ 米制裁も緩和へ
南米ベネズエラの反米左派マドゥロ政権と野党連合は26日、メキシコにおいておよそ1年ぶりとなる与野党対話を再開し、人道問題への対応などで協力することに合意した。ノルウェー政府が仲介役として参加した。
中南米
大統領選への異議を認めず ブラジル高等選挙裁判所
ブラジルの高等選挙裁判所のモラエス長官は23日、ボルソナロ大統領が所属する自由党(PL)が主張していた大統領選決選投票に対する異議申し立てを却下した。10月30日に行われた決選投票では、左派のルラ元大統領が現職の保守ボルソナロ氏を僅差で破っていた。
中南米
空港と機内でのマスク着用を再義務化、新型コロナ感染拡大 ブラジル
ブラジルの国家衛生監督庁(ANVISA)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、25日から国内のすべての空港と国内線機内でマスク着用を再義務化すると発表した。ANVISAは今年8月にマスク着用義務を解除していた。
中南米
左翼ゲリラとの交渉再開 コロンビア
南米ベネズエラの首都カラカスで21日、コロンビア政府と左翼ゲリラ、民族解放軍(ELN)による和平交渉が再開した。コロンビア政府とELNは、2017年から和平交渉を続けていたが、19年に同組織が起こした爆弾テロを受け、保守派のドゥケ前大統領が交渉を中断していた。
中南米
武装組織の抗争で18人死亡―コロンビア
南米コロンビア南部のプエルト・グスマン近郊で19日、2017年に武装解除した左翼武装ゲリラ組織、コロンビア革命軍(FARC)の残党と地元犯罪組織が衝突し、少なくとも18人が死亡した。一般市民に被害はなく、死亡したのは全て武装組織構成員だとみられる。コロンビア政府関係者が21日に情報を公開した。
中南米
旅客機が消防車と衝突、2人死亡―ペルー
南米ペルーの首都リマのホルヘ・チャベス国際空港で18日、離陸滑走中のLATAM航空の旅客機(2218便)が消防車に衝突し、消防車に乗っていた消防隊員2人が死亡した。現地メディアが報じた。
中南米
フジモリ元大統領次男に禁錮刑―ペルー
南米ペルーの最高裁は15日、フジモリ元大統領(84)の次男で元国会議員のケンジ氏(42)に対して、「政治的地位を濫用した」として、禁錮4年6月の判決を下した。検察側は12年の禁固刑を要求していた。



