綾村 悟

ペルー前大統領 拘束18ヵ月延長 抗議デモが拡大

ペルー最高裁は15日、反逆罪などの容疑で拘束されているカスティジョ前大統領に対して、18カ月の勾留延長を認めた。カスティジョ氏をめぐっては、反逆、陰謀罪などの容疑で捜査が行われている。

ブラジル次期政権、ベネズエラと国交回復へ

ブラジルのビエイラ次期外相は14日、来年1月1日のルラ次期政権の発足と同時に、反米左派ベネズエラと国交を回復する方針を発表した。国交回復はルラ次期大統領の強い意向で、ブラジル国内の大使館も再開する予定だという。

アマゾン熱帯雨林保護 EUが世界初の法案 森林伐採地の農産物を禁輸

欧州連合(EU)は今月初め、世界初となる森林伐採地からの農産物の輸入禁止を盛り込んだ新たな法案に合意した。法案が主なターゲットとしているのは、世界最大の熱帯雨林として知られるアマゾン熱帯雨林の違法伐採だ。ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の報告では、1988年からこれまでの間に、日本の国土面積を超える42万平方㌔ものアマゾン熱帯雨林が消失した。ここ数年が同熱帯雨林の「サバンナ化」を避ける最後の機会だと強調する専門家もいるほどだ。

次期大統領選24年に前倒し  政情不安続くペルー

南米ペルーのボルアルテ大統領は12日、2026年4月に予定されている次期大統領選挙を2年前倒しして、24年4月に実施する意向を表明した。同時に国会議員選挙も行う方針。ペルーでは、急進左派カスティジョ前大統領が国家警察に拘束され、支持者らが同氏の解放を求めて抗議デモを繰り広げるなど政情不安が続いている。大統領選挙前倒しの発表により政情安定化を図ったとみられる。

次期大統領が組閣作業を開始 ブラジル

ブラジルの左派・労働党のルラ次期大統領は9日、5人の閣僚人事を発表した。新政権は1月1日に発足する。最も注目されている財務相には、2018年の大統領選挙に出馬して決選投票で現職のボルソナロ大統領に敗れたフェルナンド・ハダド元サンパウロ市長が指名された。

カスティジョ大統領を罷免 身柄を拘束 ペルー

南米ペルーの国会(1院制・定員130人)は7日、急進左派のカスティジョ大統領に対して野党が提出していた弾劾決議案を賛成多数で可決、同大統領を罷免した。同日付でボルアルテ副大統領(60)が大統領に昇格し、ペルー初の女性大統領が誕生した。

山中で地滑り、34人が死亡 コロンビア

南米コロンビア北西部リサラルダ州プエブロリコの山中で4日午前、集中豪雨による大規模な土砂崩れが発生し、バスを含む複数の車が巻き込まれた。現地当局の発表では、3人の子供を含む34人が死亡した。これまでに9人が消防隊員などにより救出された。

ルラ次期大統領が手術後の検査入院―ブラジル

ブラジルのルラ次期大統領(77)が4日、サンパウロのシリア・レバノン病院に検査入院した。

ギャング掃討に1万人  エルサルバドルで兵士動員

中米エルサルバドルのブケレ大統領は3日、ギャング掃討作戦として、国軍兵士ら1万人を動員し、ソヤパンゴ市(人口約29万人)を包囲した。エルサルバドルでは、ギャングによる凶悪犯罪の増加が問題となっており、ブケレ大統領は今年3月、非常事態宣言を出してギャング掃討の動きを強めていた。

ブラジル 熱帯雨林、1年で東京都の5倍消失  

南米ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は30日、ブラジル国内のアマゾン熱帯雨林で2021年8月から22年7月までの1年間に消失した森林面積が1万1568平方㌔に達したとする報告書を発表した。

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