綾村 悟

前大統領、ワクチン接種改竄疑惑で聴取 ブラジル

ブラジルのボルソナロ前大統領は16日、首都ブラジリアの連邦警察本部に出頭し、新型コロナウイルスのワクチン接種記録の改竄(かいざん)疑惑などに関する聴取に応じた。現地メディアによると、ボルソナロ氏は3時間半に及ぶ聴取を受けた。同氏には、新型コロナウイルスのワクチン接種記録を「非接種」から「接種済み」に改竄した疑いがかけられている。

アマゾン熱帯雨林の消失量が大幅減 ブラジル

ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は12日、アマゾン熱帯雨林の4月の森林消失量が昨年同期に比べて大幅に減少したと発表した。

憲法審議会選挙 右派勢力が圧勝 チリ左派政権に打撃

南米チリで7日、新憲法の草案を審議する「憲法審議会(51議席)」の選挙が行われ、右派勢力が過半数を超える議席を獲得した。  現地からの報道によると、中道・中道右派の2政党が議決に必要とされる5分の3の議席を上回る33議席を獲得した。急進左派ボリッチ氏が所属する与党の中道左派連合は17議席にとどまった。その他に、先住民が1議席を獲得した。

金鉱山で火災 27人が死亡―ペルー

南米ペルーの金鉱山で6日、火災が発生し、坑内に閉じ込められた作業員ら少なくとも27人が死亡、2人が救助された。

ブラジル前大統領を家宅捜索

【サンパウロ綾村悟】ブラジル連邦警察は3日、首都ブラジリアにあるボルソナロ前大統領の自宅を捜索した。政府系ブラジル通信などが報じた。

「離米・親中」外交が鮮明 ブラジル・ルラ政権 中南米で中国の影響力拡大 イラン軍艦寄港も認める

ブラジルの左派ルラ大統領による「離米・親中」外交が続いている。ブラジルの外交方針は「中立」が基本だが、2月には米国の反対にもかかわらずイラン軍艦の寄港を認めた。先月の訪中時には、新興5カ国(BRICS)間の決済で人民元などを用いることを提案するなど、中国寄りの姿勢を見せた。中国が外交攻勢を掛ける中南米では、台湾と断交する国も相次いでいる。ブラジルの動きは、中南米での中国や反米派の存在感をこれまで以上に強めるものとなっている。

与党ペニャ氏が当選 パラグアイ大統領選  台湾と外交関係維持へ

南米パラグアイで30日、現職ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施され、即日開票の結果、台湾との外交関係維持を掲げる与党コロラド党(中道右派)のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)が当選を確実にした。ペニャ氏は「われわれ全員が求めるパラグアイの設計を始めよう」と勝利宣言した。就任は8月15日で任期は5年。再選は禁じられている。

「サッカーの王様」ペレ ブラジルの辞書に登場

ブラジルのポルトガル語辞書「マイケルズ(ミカエリス)」は26日、「サッカーの王様」と呼ばれ、昨年12月に死去した元サッカーブラジル代表選手ペレ氏の名前を、辞書の見出し語に採用した。政府系ブラジル通信が27日付で報じた。

左派勝てば台湾断交も きょう大統領選挙―パラグアイ

南米パラグアイで30日、現職の中道右派ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施される。選挙は、10人近くが立候補する乱戦となっているが、実質的に中道右派の与党コロラド党のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)と、中道・中道左派の野党連合から出馬するエフライン・アレグレ元公共事業・通信相(60)の2人による一騎打ちとなっている。

ボルソナロ前大統領を事情聴取、議会襲撃事件への関与否定 ブラジル

南米ブラジルのボルソナロ前大統領が26日、首都ブラジリアの連邦警察に出頭し、今年1月に連邦議会などが襲撃された事件に関する事情聴取を受けた。聴取は2時間近く行われたが、ボルソナロ氏は一貫して事件への関与を否定したという。

注目記事