安倍 雅信
欧州・ロシア
ロシア人ビザ発給厳格化で合意―EU外相会議
欧州連合(EU)は31日、チェコの首都プラハで2日目の外相会議を開き、2007年にロシアと結んだビザ協定を一時停止し、ロシア人がEU域内に入る条件を厳しくする方針を打ち出した。エストニアなど一部のEU加盟国がロシア人の入域の全面禁止を求めていたが、フランスやドイツなどが反対し、ビザ発給要件を厳しくすることで合意した。
欧州・ロシア
露が天然ガス停止通告 仏政府は冬に備え節電方針
ロシア国営ガス大手ガスプロムは8月30日、仏エネルギー大手エンジーに対し、天然ガスの供給を9月1日から停止すると通告した。ロシア側はエンジー側の料金未払いが原因としている。ロシアによるウクライナ侵攻以前、ロシア産天然ガスはエンジーのガス輸入の17%程度を占めていたが、現在は4%程度に低下している。
欧州・ロシア
大麻合法化の議論が活発化 フランス 賛成派と反対派が激しい対立
ドイツが嗜好(しこう)用大麻使用の合法化の準備を進める中、フランスでも政治討論が活発化し、賛成派と反対派の激しい対立が続いている。賛成派は大麻の密売人の根絶、警察が他の犯罪に多くの人材と予算を割ける等のメリットを挙げる中、反対派は、犯罪や交通事故発生率の増加を懸念している。
欧州・ロシア
ロシア人観光客を締め出し? EUで制限措置求める声
欧州連合(EU)は今月末の外相会議で、ロシア人観光客を締め出すかどうかを討議する。ロシアがウクライナに軍事攻撃を続ける中、欧州内で夏のバカンスを楽しむ多くのロシア人の姿に疑問が広がっているからだ。エストニアなどのバルト3国やチェコなどからは、加盟各国がロシア人の受け入れを規制しても効果はないとして、EU全体で制限措置を求める声が上がっている。
欧州・ロシア
難局打開へ新政治スタイル 「国民再建評議会」発足へ マクロン仏大統領
フランスのマクロン大統領は今秋、「国民再建評議会(CNR)」を発足させる方針だ。9月の新年度に教育、保健衛生、公共サービスなどについて全国規模で課題を共有する評議会を設立することで、より多くの国民の支持の下で政策実現を目指す。マクロン氏が大統領1期目から温めてきた構想だが、その船出は容易でないとの見方もある。
欧州・ロシア
ウクライナ原発 現地調査で合意 仏露首脳が電話会談
フランスのマクロン大統領は19日、ロシアのプーチン大統領と電話協議し、露軍が占拠するウクライナのザポロジエ原発への国際原子力機関(IAEA)の専門家による現地調査を受け入れることで合意した。仏大統領府が明らかにした。
欧州・ロシア
熱波、山火事、雷雨 異常気象続く欧州
熱波が続いたフランスでは今週に入り、南部の大半が嵐に見舞われる可能性があり、すでに雷雨や雹(ひょう)が降っている。16日夕、首都パリで1時間に10~40㍉の雨が降り、複数の地下鉄駅構内に水が流れ込んで駅は閉鎖された。
欧州・ロシア
児童ポルノ対策にプライバシー懸念
欧州連合(EU)の欧州委員会は、児童ポルノ防止のためにネット上のコンテンツ検出に人工知能を活用した監視プログラムの計画を進めている。欧州データ保護監督局と欧州データ保護委員会は11日、欧州委員会の規制草案に伴うプライバシー侵害への懸念を表明した。
欧州・ロシア
3度目の熱波襲来 フランス 山火事再び発生
フランスは今年3度目の熱波に襲われ、気象庁メテオ・フランスは9日時点で大西洋岸の南西部16県と南部ガール県とボクリューズ県の計18県の熱波警戒レベルを上から2番目のオレンジに指定した。先月末、山火事で最も被害を受けた西部ジロンド県では、再度大規模な山火事が発生し、すでに6000㌶が焼失した。
欧州・ロシア
仏急進左派メランション氏 中国の台湾侵攻を支持
フランスの急進左派「不屈のフランス」創設者のメランション氏は、盧沙野・駐仏中国大使の台湾への軍事侵攻の可能性を認める発言に支持を表明した。大使は3日、ペロシ米下院議長の台湾訪問について仏報道専門テレビ、BFMテレビのインタビューで、「中国の台湾への軍事侵攻の可能性はある」と答えていた。



