安倍 雅信
欧州・ロシア
フランス 児童ポルノの一斉取り締まり 村長や役人ら48人を逮捕
フランスで大規模な児童ポルノ取り締まりが15日と16日の2日間にわたって行われ、ポルノ画像や動画をダウンロードして閲覧した疑いのある48人が逮捕された。逮捕者の中には、地方自治体の首長、国民教育に関与する役人、児童福祉関係団体や里親制度関連施設で働く公務員、警察官の親族なども含まれていることが関係者の証言で明らかになった。
欧州・ロシア
英仏海峡の取り締まり強化 不法移民対策で内相会談
フランスのダルマナン内相は14日、訪仏中のブレイバーマン英内相と会談し、不法移民が小さなボートで仏英海峡を渡るのを阻止するため、仏側沿岸での警官によるパトロールを強化することで合意した。英国政府は取り締まり強化策として来年にかけてフランスに7220万ユーロを支払うことに同意した。
欧州・ロシア
温暖化対策、途上国支援が不可欠 仏で気候変動への危機感高まる
今年初夏から熱波に襲われたフランスでは、森林火災、干ばつなどの被害が過去最大規模となり、地球温暖化による気候変動への危機感が過去になく高まっている。環境問題は世界的課題であり、一国だけの対応では限界がある。先進国による途上国への温暖化対策への支援も急務だ。
欧州・ロシア
ネットから子供保護する研究所 マクロン仏大統領が立ち上げ
フランスのマクロン大統領は10日、パリで「オンライン上で子供たちを保護する研究所」を立ち上げた。目的は、未成年者がネット・ポルノ、ネットいじめ、または暴力にさらされる機会が増えていることに対抗するもので「デジタル空間は無法地帯であってはならない。これはすでにテロに対して行ってきた戦い同様、子供たちを保護するレベルで継続しなければならない」とマクロン氏は述べた。
欧州・ロシア
仏の核「欧州抑止力に貢献」 マクロン大統領が強調
フランスのマクロン大統領は9日、南部トゥーロンの海軍基地で演説し、自国が核兵器を保有することは欧州の安全保障上の「抑止力に貢献している」ことを強調した。ウクライナ戦争でロシアによる核兵器使用リスクが指摘される中、10月に「地政学的にフランスの核使用の可能性はない」と発言し、自国中心との批判を受けていたことを打ち消す発言となった。
欧州・ロシア
仏画家スーラージュ氏の追悼式、ルーブル美術館で開催へ
フランスの世界的に著名な現代画家、ピエール・スーラージュ氏が亡くなり、11月2日にパリのルーブル美術館中庭でマクロン大統領出席の下、追悼式が行われる。2019年暮れに100歳を記念し、同美術館で大回顧展が開催された。同美術館が生前に大回顧展を開催したのはピカソとシャガールだけで、追悼式を行うことも稀(まれ)だ。
欧州・ロシア
「氷河期」に突入した仏独 ウクライナ戦争で関係一変
マクロン仏大統領は26日、ショルツ独首相をパリの大統領府に迎え、ワーキングランチを開いた。恒例の関係閣僚理事会が無期延期になる中での開催で、仏独関係は冷え込んだままだ。両国は欧州連合(EU)およびユーロ圏の二大大国であり、英国のEU離脱後、両国の結束は一段と重要になっている。
欧州・ロシア
仏伊首脳が初会談 友好強調 メローニ右派政権に警戒感も
フランスのマクロン大統領は23日、ローマでイタリアのメローニ新首相と初の会談を行った。親欧州連合(EU)で中道のマクロン氏は、EU懐疑派で極右のメローニ氏と相いれないため、会談の可能性は直前まで微妙な状況だった。
欧州・ロシア
フランスがエネルギー憲章条約から脱退、省エネ政策推進
フランスのマクロン大統領は21日の欧州理事会の記者会見で、欧州連合(EU)および自国の気候変動対策と相いれないとして、エネルギー憲章条約(ECT)から脱退することを明らかにした。そのためEUの他の加盟国に波紋が広がっている。オランダも先週、期日は示さずに環境・エネルギー省が脱退を示唆したことで、ドミノ式の離脱も予想される。
中東・アフリカ
対イラン制裁 欧州連合が合意 抗議デモ暴力的弾圧に
欧州連合(EU)は17日、イラン人女性マフサ・アミニさん(22)が、警察当局に拘束中に死亡したことへの抗議デモを暴力的に取り締まったとして、関与した11人のイラン指導者と4団体に対する制裁を採択した。EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が制裁リストを明らかにした。



