安倍 雅信
欧州・ロシア
EUも輸入禁止に 英に追随 ロシア産ダイヤ
欧州連合(EU)のミシェル大統領は19日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で、EUがロシア産ダイヤモンドの取引を規制する方針を表明した。英国も同日、英首相官邸が、ロシアに対する新たな制裁として同国産ダイヤモンドの輸入を禁止するとの声明を発表した。EUはロシア産ダイヤモンド輸入でロシアに莫大な利益をもたらしているとの認識を示した。
欧州・ロシア
反転攻勢前に軍事支援獲得ウクライナ大統領、欧州歴訪
ロシアへの本格的な反転攻勢を控えるウクライナのゼレンスキー大統領は14日、フランスのパリを訪れ、マクロン大統領の出迎えを受けた。ローマ、ベルリンを歴訪した同大統領は追加の軍事装備支援を獲得し、パリでもマクロン氏からの支援の確約を得た。ただ、欧州連合(EU)主要3カ国は戦闘機の供与を保留とした。
国内
【連載】G7広島サミットの焦点(1) ロシアの核恫喝 暴発懸念する準当事者の欧州
岸田文雄首相が議長を務める先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)が19~21日に広島市で開かれる。首相は被爆地から「核兵器なき世界」の発信を目指す一方、ウクライナを侵略するロシアは核兵器の使用を示唆するなど安全保障環境は悪化し、世界経済のリスクも高まる中、どう結束して対処するか焦点になる。
欧州・ロシア
【ワールドスコープ】欧州に大量流入する麻薬 英仏海峡が密売ルートに
英仏海峡は今、フランスから英国に危険な渡航を試みる不法移民だけでなく、南米などから大量に流れ込む薬物の受け渡し場所としても問題になっている。仏内務省は麻薬密売ルートの解明と組織壊滅に向け、過去にない摘発を行っているが、密売組織にとって欧州は成長市場となっており、さまざまな手段で密輸が試みられている。
欧州・ロシア
仏大統領再選1年困難な政権運営
フランスのマクロン大統領は昨年4月24日、右派・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン候補に決選投票で勝利し、再選されて1年が経(た)った。2017年に同じルペン氏に決選投票で勝利した後の1年に比べ、状況はあまりにも厳しい。理由の一つは自身が立ち上げた中道・共和国前進(現ルネッサンス)が昨年の国民議会(下院)選挙で過半数割れしてしまったことにある。
欧州・ロシア
ウクライナ産農産物禁輸 欧州委「容認できず」 ポーランドとハンガリーに警告
欧州委員会は16日、ウクライナからの安価な農産物が自国の農業に損害を与えるとしてポーランドとハンガリーが輸入禁止措置を取ったことを「容認できない」と批判した。2カ国が禁止したのは穀物、野菜、果物、乳製品、砂糖、肉類で6カ月間、輸入禁止措置は有効としている。欧州委員会は貿易政策を決定するのは「個々の加盟国次第ではない」と述べた。
欧州・ロシア
仏マルセイユで爆発 建物2棟倒壊 2人死亡
フランス南部の大都市マルセイユで9日未明に原因不明の爆発が起き、2棟の建物が倒壊した。10日朝までに2人の遺体が発見され、6人が行方不明となっている。地元当局は救出に当たる消防隊の呼び掛けに対して、がれきの下敷きになっているとみられる人からの応答はないことを明らかにした。
欧州・ロシア
国防7年計画法案4割増額 フランス ウクライナ侵攻を受け
フランス政府は4日の閣議で、2024~30年の国防計画法案を承認、7年間で総額4130億ユーロ(約60兆円)を計上した。25年までの前期計画に比べ4割増額された。政府はロシアのウクライナ侵攻によって、フランスの国防力の不足が露呈したことを挙げ、増額に理解を求めた。
欧州・ロシア
フィンランドが正式加盟 NATO拡大 31カ国に
北欧フィンランドが4日、西側軍事同盟の北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟した。NATOの新規加盟は2020年の北マケドニア以来で、31カ国体制となった。ロシアと約1340㌔の長い国境を接するフィンランドは、ロシアによるウクライナ侵略に危機感を抱き、昨年5月にNATO加盟を申請。長く中立国の立場を保っていたが、NATO加盟で歴史的転換を図ることになった。
欧州・ロシア
模写と思っていた絵1億円 フランス ブリューゲル2世「村の弁護士」
フランスで昨年10月、持ち主が模写と信じて所有していたフランドルの画家、ピーテル・ブリューゲル2世の作品が28日、オークションで78万ユーロ(約1億1151万円)で落札された。「村の弁護士」または「什(じゅう)分の一の支払い」と題された横幅2㍍に及ぶ大作は、100年間、ある家族が模写作品と信じて所有していた。



