「チャットGPT」論説で煮え切らない主要紙、メルマガがリスク指摘

Chat GPT
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利用者は1億人超え

農家を「終(つい)の棲(す)み処(か)」とし、農作業を「終の労働」と定めて2年が経過した。日も長くなり、今は朝5時から9時までの4時間を農作業に費やす農繁期になった。間もなく朝4時半から作業が始められる。

農作業で一番、大事なのは目利きだ。土の色や乾き具合、新芽の勢いや葉の色と見るべきものは多い。自然が発するそのメッセージを見落とせば、種(しゅ)が持っているパワーを生かすことは難しくなる。その意味では、農作業の頑張りどころは、それこそ「眼(がん)張る」ことだ。

さて、本題に入る。米新興企業オープンAIが開発した「チャットGPT」は「インターネットの登場を超える革新」とも言われる。昨年11月に一般公開され、わずか数カ月で利用者1億人を超え、わが国でも毎日100万人以上が使っているとされる。

膨大な量のデータを収集、学習し、質問を立ち上げれば、たちどころに淀(よど)みない文章で答えてくれる。文章の要約のみならず小説の創作をしたり、絵やイラストを描いたり分かりやすい図表化も得意だ。