家庭連合 立民・山井議員に抗議文

合同結婚式否定のヘイトスピーチ

世界平和統一家庭連合(家庭連合)は24日、立憲民主党の山井和則衆議院議員が野党の会合で同教団の合同結婚式に対して、生まれた子供が「なぜ止めてくれなかったのか」と言いかねないから同教団に解散命令請求を出すべきだと発言したことは、現在、合同結婚式を挙げた夫婦から生まれた子供たちの出生を否定する差別的なヘイトスピーチであるとして、山井氏に対して発言撤回と謝罪を求める抗議文を送付した。

山井氏の発言は、12日に国会内で開かれた野党の国対ヒアリングで、今春予定されている同教団の合同結婚式に関連して述べられたもの。一般メディアで報じられたため、同教団の信者らが、「私は5月の合同結婚式に参加する予定の二世です。山井議員の発言を聞き『結婚するな、子供を生むな』と国会議員から直接言われた気がして、非常に胸が苦しくなった」などの苦情をSNSなどを通して多数発信していたという。

抗議文では、「憲法が保障する個人の尊厳および幸福追求権(憲法12条、13条)を否定し、平等保障(憲法14条)を侵害し、信教の自由(憲法20条)および婚姻の自由(憲法24条1項)を否定するもので、公務員の憲法尊重擁護義務に違反する」などと訴えている。