足の長さ世界2番目の女性亡くなる モンゴルから

モンゴルの名を世界に刻んだ若い女性が、天に召された。1月21日、「世界で2番目に長い足」を持つ女性とされるモンゴル出身のボド・レンツェンホルローさんが急死したと、兄のアンフエルデネさんがSNSで公表した。英タブロイド紙が彼女を紹介した2020年7月に29歳とされていたことから、まだ30代前半の若い命。まずは冥福を祈りたい。

20年、米シカゴ在住だったレンツェンホルローさんは、「世界で2番目に長い足を持つモンゴル人女性」として英国の日刊タブロイド紙「デイリー・ミラー」が紹介したことで、世界的に一躍有名になった。とりわけ、出身国のモンゴルでも大きく報じられ、SNSも沸いた。

当時の報道によると、彼女は身長2メートル、股下はなんと1メートル34・112センチという。靴のサイズは約30・5センチ。小学1年生の時、すでに身長が教師と同じ168センチあり、サイズの合う服がなかなか見つからなかったと、インタビューで明かしていた。父親の身長は2メートル8センチ、母親は185センチという、長身の家系でもあったようだ。また、彼女が「ギネスブックへの登録には興味がない」と語ったことも、話題を呼んだ。

彼女のようなスタイルの持ち主はもちろんまれだが、実はモンゴル人にはすらりと足が長くスタイルのいい人が多い。ただアジア人であるレンツェンホルローさんが世界で2番目に足が長いと記録されたことは、意外性もあって注目を浴びたのではないか。(T)