【サンパウロ綾村悟】南米コロンビア南部のプエルト・グスマン近郊で19日、2017年に武装解除した左翼武装ゲリラ組織、コロンビア革命軍(FARC)の残党と地元犯罪組織が衝突し、少なくとも18人が死亡した。一般市民に被害はなく、死亡したのは全て武装組織構成員だとみられる。コロンビア政府関係者が21日に情報を公開した。
コロンビア南部の国境地帯では、左翼ゲリラの残党と犯罪組織が、隣国エクアドルやブラジルへのコカイン密輸ルートをめぐって抗争を続けている。今回の衝突が発生したプエルト・グスマンは、エクアドル国境から60㌔に位置している。



