イスタンブール爆発6人死亡 容疑者を逮捕―トルコ内相

13日、イスタンブールで、爆発が起きた現場を調べるトルコの警官(AFP時事)

【エルサレム森田貴裕】トルコの最大都市イスタンブールの中心部で13日夕に起きた爆発について、ソイル内相は14日、爆発現場に爆弾を置いたシリア国籍の女が逮捕されたと明らかにした。トルコのアナトリア通信が同日、報じた。爆発では、6人が死亡、81人が負傷した。犯行声明は出ていない。

ソイル氏は14日、「爆発には、反政府武装組織クルド労働者党(PKK)が関与した」「われわれは、この凶悪なテロ攻撃の責任者に報復する」と述べた。

これに先立ち、エルドアン大統領は13日、イスタンブールでの記者会見で、テロの可能性を指摘し「爆発に関与した者を処罰する」と述べた。

トルコ、米国、欧州連合(EU)は、PKKをテロ組織に指定している。

トルコでは、2015年から17年にかけて、PKKや過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロが頻発していたが、その後の治安当局による取り締まり強化で、ここ最近、大規模なテロは起きていなかった。