【パリ安倍雅信】欧州理事会は9月30日、「われわれは、ロシアによるウクライナのドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、ヘルソン地域の違法な併合を断固として拒否し、明確に非難する」との声明を出した。欧州連合(EU)の欧州委員会はすでに対ロシアの新たな制裁について7日に話し合う方針を決めている。
同理事会は「ルールに基づく国際秩序を故意に弱体化させ、独立、主権、領土保全に対するウクライナの基本的権利、国連憲章と国際法に記された基本原則をあからさまに侵害することにより、ロシアは世界の安全保障を危険にさらしている」と声明で指摘した。さらにEUは、ロシアがウクライナの独立、主権、領土保全をさらに侵害するための口実として仕組んだ違法な「住民投票」や、その偽造された違法な結果を認めず、断固併合を認めない意思を明確にした。



