【パリ安倍雅信】欧州連合(EU)は、人権侵害に踏み込んだ強制労働により生産された製品の加盟27カ国への輸入を禁止する措置の検討に入った。念頭には中国・新疆ウイグル自治区で強制労働疑惑があり、EU・中国間の経済関係に緊張が高まる可能性がある。対象は中国にとどまらず、世界中の国や地域で行われている疑惑のある強制労働による製品を市場から排除する方針だ。
複数のメディアによれば、規制が強化された場合、衣料品や靴などの他、魚などの1次産品も対象になるとの見方が強い。EUの執行機関・欧州委員会は今週、この規制案を明らかにする見通しだ。



