【エルサレム森田貴裕】ソマリア南部の下部シェベリ州の都市メルカで27日、市当局者を標的とした自爆テロがあり、市長を含む少なくとも13人が死亡した。米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などが同日、報じた。国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派アルシャバーブが犯行声明を出した。治安当局者らによると、市庁舎の入り口で自爆テロ犯が市長に近づき自爆したという。
下部シェベリ州では同日、アフゴーイ地区の家畜市場でも2回にわたって爆弾による爆発が起き、医療関係者らによると、7人が死亡、14人が負傷した。
アルシャバーブは、2011年に首都モガディシオから追放されたが、その後もイスラム国家の樹立を目指し、政府や軍、民間人を標的に各地で攻撃を繰り返している。



