【国境警報】中国公船が領海侵入 空自緊急発進 4月は46回

沖縄・尖閣沖

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で14日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入した。尖閣沖での中国公船の領海侵入は、10日以来で、今年8回目。

第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は、機関砲らしきものを搭載した「海警1303」と、「海警1301」「海警1302」「海警1401」で、午前10時半から同45分ごろ、南小島南の領海に侵入。同11時55分~午後0時15分ごろ、同島東から出た。

4隻は午後3時現在、領海外側の接続水域にとどまっており、海保は警戒監視を続けている。(沖縄支局)


一方、防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が4月は46回だったと発表。そのうち、対中国機が7割強に当たる35回、対ロシア機が11回だった。

また先週1週間では、6~10日、東シナ海で、6~8日、10、11、13日は太平洋でも、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した。(川瀬裕也)