最新記事

1ドル=140円台と24年ぶりの円安水準でも対策に言及しない日経

2日の東京外為市場で円相場が、一時1ドル=140円43銭まで急落し、1998年8月以来24年ぶりの安値を更新した。今週に入っても、円安は止まらず、6日のニューヨーク市場ではさらに143円台にまで下落。7日の東京市場でも144円台にまで急落している。どこまで下がるのか底が知れない感じである。

【上昇気流】(2022年9月8日)

今年は7月前に猛暑となり、一時は梅雨明けが宣言されたほどだった。関東地方の梅雨入りは6月6日で平年並みだったが、梅雨明けは速報値で6月27日と発表された。その後、確定値では7月23日となった。

パレスチナ人記者死亡「誤射の可能性」―イスラエル軍

パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで5月、パレスチナ人女性記者が取材活動中に銃撃を受け死亡した事件について、イスラエル軍は5日、「パレスチナ武装勢力に向けた軍による銃撃で、誤って撃たれた可能性が高い」との最終調査結果を発表した。ただ、報告書ではパレスチナ武装勢力による銃撃の可能性もあるとしている。

【社説】英新首相 対中露外交の継続強化期待

英与党保守党の党首選挙でエリザベス・トラス外相が勝利し、新首相に就任した。故サッチャー氏、メイ氏に続く史上3人目の女性首相には、ロシア、中国と厳しく対峙(たいじ)するジョンソン前首相の外交路線の継承・強化を期待したい。

沖縄県知事選候補者の著書が続々

沖縄県知事選の熱い戦いが繰り広げられているが、立候補者に関する著作が7月から8月にかけて立て続けに出版されている。

沖縄県知事選 11日投開票 経済の再生、誰に託す

沖縄県知事選が終盤戦を迎えている。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非よりも争点になるのは新型コロナウイルス感染の影響を受けた経済の再生だ。経済再生を現県政に託すのか、県政交代を選ぶのか、重要な岐路を迎える。

【上昇気流】(2022年9月7日)

没後30年にちなんで『文豪ナビ 松本清張』(新潮文庫)と題する本が刊行された。中では森村誠一氏の書いたものが面白い。

仏、自動運転レベル3解禁 渋滞時 手放し運転可能に

ドイツに次いで自動車の自動運転普及を目指すフランスでは、9月1日から自動運転レベル3が解禁された。自動車専用道で渋滞時の手放し運転が可能になった。政府は今年4月の行政令と6月の政令により、レベル3解禁の法的枠組みを整備。さらにフランスが加盟している道路交通に関する国際条約(ウィーン条約)が6月22日付で改正され、レベル3運転が認められたことで実際の施行が可能になった。

ロシア人入国は不快か フランスから

今年の夏、ロシア人観光客をパリやフランス南部で見掛けることは結構あった。コロナ明けということもあり、とにかくバカンス客を呼び込みたいレストランやカフェだが、そこにはウクライナ難民も働いており、事情は複雑だ。

揺れるスイスの中立政策 露のウクライナ侵攻 「永世」から「協調」へ

1815年のウィーン会議で永世中立を承認されて以来、200年以上の歴史を持つスイスの「中立」が揺れ出した。スイス公共放送(SRF)が発信するウェブニュースによると、ロシア外務省は先月11日、「スイスがウクライナの権益を保護する利益代表部の役割を果たすことを認めない」と声明を発表した。ロシア側から「スイスはもはや中立国ではない」と審判されたわけだ。

【社説】ウイグル国連報告 弾圧する中国へ圧力強めよ

中国がこれまで否定してきた新疆ウイグル自治区での人権弾圧を国連機関が公式に認めた。中国はこの事実を真摯(しんし)に受け止め、人道に反するウイグル人への弾圧を直ちにやめるべきだ。

夫婦間で“戊辰戦争”

猛暑の8月、筆者にとって一服の清涼剤となった快挙があった。故郷、宮城の仙台育英が高校野球の甲子園大会で優勝、深紅の優勝旗を初めて東北にもたらしたのだ。

沖縄方言の使用頻度が大幅低下

沖縄県文化観光スポーツ部はこのほど、2021年度の「しまくとぅば県民意識調査」の報告書をまとめた。しまくとぅばは、沖縄方言を指す。この調査では、しまくとぅばの使用頻度がわずか1年で顕著に減少していることが分かった。普及のために教育が必要だという意見が主流を占めるものの、授業での学習については否定的な意見が目立っており、普及には課題を残したままだ。

霊感商法による「被害実態」を報じず「献金」問題にすり替える各紙

消費者庁が「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」の第1回会合を開いた(8月29日)。安倍晋三元首相の銃撃事件を機に騒がれている「霊感商法」問題に対して「消費者被害の発生及び拡大の防止を図るための対策等を検討する」(消費者庁)という河野太郎消費者担当相の肝煎りの検討会である。

【上昇気流】(2022年9月6日)

高校2年の2学期最初の現代国語の授業で、先生が黒板に「秋刀魚」と大書した。その後何を語ったかは忘れたが、秋の到来を喜んでいたことだけは覚えている。

拉致監禁による強制改宗を「説得」と詭弁を弄する紀藤氏の人権感覚

「親は、子に与える教育の種類を選択する優先的権利を有する」基本的人権尊重の原則を定めた「世界人権宣言」(1948年、国連採択)26条にある一文だ。親が信仰する宗教を子供に伝えるための教育を行うことは親の当然の権利だから、子供が未成年の場合、宗教を持つ多くの家庭が行っていることだ。

レジオネラ症の可能性 4人死亡の原因不明肺炎 アルゼンチン

世界保健機関(WHO)は3日、アルゼンチン北西部のトゥクマン州で先月中旬に原因不明の肺炎が確認され、これまでに4人が死亡した件で、「レジオネラ症の可能性が高い」との調査結果を発表した。

ロシア産化石燃料価格の上限設定 仏財相、幅広い同意必要と主張

フランスのルメール経済・財務・復興相は3日、主要7カ国(G7)で2日に合意したロシア産石油の取引価格に上限を設定する計画について、欧州連合(EU)でも、全加盟国が統一行動を取る必要性を強調した。ロシアが化石燃料の売却益で軍事費を強化していることに対する制裁措置の効果を高めるのに必要不可欠との考えだ。

中国政府の言語剥奪 「文化弾圧の現状知って」 モンゴル人ら渋谷駅前で訴え

南モンゴル(中国・内モンゴル自治区)でモンゴル語の使用が制限されている現状を訴えるため、同自治区出身のモンゴル人らが4日、東京・渋谷のハチ公前広場で抗議集会を行った。

【社説】ゴルバチョフ氏 冷戦終結の功績は大きい

東西冷戦を終結に導き、ノーベル平和賞を受賞したミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領が死去した。ロシアがウクライナを侵略している現在、その功績に改めて目を向ける必要がある。