最新記事
コラム
【上昇気流】(2023年5月5日)
編集部 -
大型連休で久しぶりに北陸地方の田舎町に帰省したが、家の周りに空き家が増えたようだ。町を散策すると、かつて同級生が住んでいた家も空き家となっていた。昭和の初めごろに建てられたと思われる木造の住宅だ。幽霊屋敷のようなのもちらほらある。
朝鮮半島
「平和サミット2023」開幕 70カ国から前・現首脳50人参加 韓国・ソウル
編集部 -
恒久的な平和世界実現を目指すネットワーク「平和サミット2023(主催=天宙平和連合、以下UPF)」が3日、韓国・ソウル市内のホテルで開幕した。世界70カ国の前・現職首脳約50人を含め、指導者など約1000人が参加し、オンラインでも配信された。
中南米
「離米・親中」外交が鮮明 ブラジル・ルラ政権 中南米で中国の影響力拡大 イラン軍艦寄港も認める
綾村 悟 -
ブラジルの左派ルラ大統領による「離米・親中」外交が続いている。ブラジルの外交方針は「中立」が基本だが、2月には米国の反対にもかかわらずイラン軍艦の寄港を認めた。先月の訪中時には、新興5カ国(BRICS)間の決済で人民元などを用いることを提案するなど、中国寄りの姿勢を見せた。中国が外交攻勢を掛ける中南米では、台湾と断交する国も相次いでいる。ブラジルの動きは、中南米での中国や反米派の存在感をこれまで以上に強めるものとなっている。
社説
【社説】米比首脳会談 南シナ海の公海の自由を守れ
編集部 -
米国のバイデン大統領とフィリピンのマルコス大統領が米ホワイトハウスで首脳会談を行い、中国の南シナ海進出を念頭に新たな防衛協力の指針をまとめた。中国は一方的に南シナ海の領有を主張し、武装した海警局公船の動きを活発化させており、不測の事態を招きかねない。フィリピンの防衛を強化する米国の支援を歓迎したい。
国内
「緊急事態」無規定に疑問を 新しい憲法をつくる国民大会 現行憲法は統治目的
編集部 -
憲法記念日の3日、改憲派団体の「新しい憲法をつくる国民会議(=自主憲法制定国民会議)」は都内で大会を開いた。同団体の清原淳平会長は「独立主権国家の憲法には、当然のこととして緊急事態への対処条項が明文化されている」とした上で、日本国憲法に緊急事態に関する規定がないことについて「国民の皆さまにはまず疑問に思っていただきたい」と訴えた。
国内
命と安全を守る議論を 緊急事態対応の必要性訴え 改憲派集会で首相メッセージ
編集部 -
緊急事態における国会議員の任期延長など、改憲に関する議論が進みつつある中で迎えた憲法記念日の3日、全国各地で改憲派と護憲派がそれぞれ集会を開いた。
朝鮮半島
【韓国紙】韓日首脳シャトル外交が正常化へ
セゲイルボ -
岸田文雄首相の訪韓が5月初めに実現すると見られ、今年3月の尹錫悦大統領の訪日時に合意した首脳間シャトル外交が12年ぶりに正常化する。尹大統領の積極的な対日関係改善に呼応して両国関係の正常化を加速させる一方、北朝鮮のミサイル挑発などと関連した韓日、韓米日安保協力の強化、輸出規制の解除を契機とする経済協力などが議論されるものと見られる。
メディアウォッチ
米韓核抑止強化、北朝鮮との非現実的な“対話信仰”維持の朝毎東京
池永 達夫 -
バイデン米大統領は4月下旬、訪米した尹錫悦韓国大統領との共同記者会見で「北朝鮮が韓国に核兵器を使用すれば迅速、圧倒的、決定的な対応を取り、北の体制は終焉(しゅうえん)する」と強調、北朝鮮に対する核抑止力強化に関する「ワシントン宣言」を発表した。同宣言では、韓国が新設の協議体で北朝鮮に対する米国の核抑止計画に計画段階から関与するものとし、原子力潜水艦の韓国寄港も明記した。
コラム
【上昇気流】(2023年5月4日)
編集部 -
日本オペレッタ協会の創立者で演出家の寺崎裕則さんが先月7日、老衰のため永眠した。89歳。同協会からお別れの会「寺崎オペレッタはハッピーエンドがお約束」の案内をいただいた。
社説
【社説】憲法記念日 国会は改憲へ責任果たせ
編集部 -
76回目の憲法記念日を迎えた。戦後占領期に連合国軍総司令部(GHQ)の主導で制定された現行憲法は、この間一言一句変わらずわが国の最高法規であり続けている。国内の社会情勢や国際的な安全保障環境は激変し、独立主権国家として生き残りをかけた重大な時期を迎えながら、国防や緊急事態に関する根本規定を欠いたままであることは政治の怠慢と言わざるを得ない。国会は衆参両院の憲法審査会の議論を活性化し、憲法改正原案を作って国民に問うという本来の責任を果たすべきだ。
インタビュー
【インタビューfocus】首相訪韓はムード転換の好機 太永浩・韓国与党「国民の力」最高委員
上田 勇実 -
岸田文雄首相が7日から現職総理としては約5年ぶりに韓国を訪問する。3月の尹錫悦大統領訪日に呼応した「シャトル外交」で、日韓関係改善の動きが加速する可能性も出てきた。韓国与党「国民の力」の最高委員で、韓日議連にも所属する北朝鮮外交官出身の太永浩議員に、日韓関係や両国が直面する北朝鮮の武力挑発などについて聞いた。
コラム
うちなータイムの原因は?
編集部 -
沖縄には「うちなータイム」という言葉がある。沖縄独自の時間感覚を表すもので、飲み会や集会などの行事が予定より遅れて始まることや、遅刻してくる人が多いことを指す言葉だ。
防衛・沖縄
北朝鮮衛星の落下に備え 先島へのPAC3配備に遅れ
編集部 -
防衛省・自衛隊は、北朝鮮が打ち上げを計画する人工衛星の日本領土内への落下に備え、沖縄県の石垣島や与那国島など先島諸島に航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)等の配備を進めている。しかし、港や空港の使用許可などを巡る県の対応により輸送に遅れが生じている。配備先の与那国町長などからは、県に対し積極的に配備に協力するよう求める声が上がっている。
コラム
【上昇気流】(2023年5月3日)
編集部 -
著名な植物学者、牧野富太郎(1862~1957)をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「らんまん」を見ていると、「家」というものが大きな力を持っていた時代があったと改めて思う。特に家業の場合、長男は後を継ぐのが普通だった。向き不向きは人間に付きものだが、それと関係なく世襲することが昔は多かった。
LGBT
「性自認」の法制化に反対
編集部 -
性的少数者(LGBTなど)理解増進法案について、「性別不合当事者の会(=森永弥沙事務局長)」などの4団体は1日、東京都内で女性や性的少数者など当事者からの声を紹介しながら、「性自認」の法制化に対して反対の立場を示した。
中南米
与党ペニャ氏が当選 パラグアイ大統領選 台湾と外交関係維持へ
綾村 悟 -
南米パラグアイで30日、現職ベニテス大統領の任期満了に伴う大統領選挙が実施され、即日開票の結果、台湾との外交関係維持を掲げる与党コロラド党(中道右派)のサンティアゴ・ペニャ元財務相(44)が当選を確実にした。ペニャ氏は「われわれ全員が求めるパラグアイの設計を始めよう」と勝利宣言した。就任は8月15日で任期は5年。再選は禁じられている。
コラム
マルチ女性の運転術 韓国
編集部 -
先日、釜山に駐在する知人に会いに行った時のこと。ソウルからKTX(韓国高速鉄道)に乗って最寄りの駅を下車すると、出迎えてくれた知人の女友達が車に乗せてくれた。目的地まで通常なら約30分。しかし、この日は土曜日で道が混み、1時間以上を要した。車中、よもやま話に花が咲いたが、女性の釜山なまり独特の抑揚が妙に心地よく、しゃべっていると、釣られてこちらまでなまり交じりになってくるから不思議なものだ。
朝鮮半島
戦術核再配備“お預け” 韓国 「拡大抑止」強化で米が説得?
上田 勇実 -
先週ワシントンで行われたバイデン米大統領と尹錫悦・韓国大統領の首脳会談では、最大の焦点となった北朝鮮の核脅威に対する抑止策で、韓国側で徐々に要望が高まる戦術核再配備の確約はなかった。韓国に再び親北政権が誕生することを米国側が不安視していることも背景にあるようだ。
オピニオン
【岸田首相暗殺未遂―有識者の視点】 襲撃の再発 教団叩きより警備の強化を
編集部 -
日本の元首相が恨みを持つ単独犯に殺害されてから1年も経(た)たないうちに、現職の首相が恨みを持つ別の単独犯が投げ付けたパイプ爆弾で攻撃されそうになった。和歌山の漁港で行われた選挙集会の警備は驚くほど緩く、最前列の聴衆は岸田文雄首相に手が届きそうな距離だった。



