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【ワールドスコープ】ブラジル大統領選、30日に決選投票 ボルソナロ派の躍進が話題に

南米の大国ブラジルで30日、大統領選挙の決選投票が行われる。「南米のトランプ」とも呼ばれる保守派の現職ボルソナロ大統領と左派のカリスマ、ルラ元大統領による激しい選挙戦が繰り広げられている。ルラ候補が絶対的な有利にあると言われる中でボルソナロ氏は善戦し、ボルソナロ派も国会議員・知事選挙で躍進した。仮にルラ氏が決選投票で勝利しても、ボルソナロ氏の影響力は今後も無視できないものとなっている。

【地球だより】シリアルは「健康食品」の資格剥奪?

手軽に食べられる朝食として人気の高いシリアル。スーパーには、数十種類もの商品がずらりと並び、多くの家庭の食卓に上がっていることが分かる。筆者は好きではないが、朝食をあまり食べないわが家の子供たちは、一時期、それをおいしいと言って毎日のように食べていた。

【社説】旧統一教会調査/政治的思惑を排し公正に

岸田文雄首相が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、宗教法人法に基づく調査を永岡桂子文部科学相ら関係閣僚に指示した。同法が規定する「質問権」の行使は初めてとなるが、「信教の自由」に関わる問題だけに、法に則(のっと)った公正な調査が望まれる。

【NEWSクローズ・アップ】旧統一教会迫害 全体主義を彷彿

国連経済社会理事会で特殊諮問資格を持つ欧州の非政府組織「良心の自由のための団体と個人の連携(CAP―LC)」は、日本で安倍晋三元首相銃撃事件を機に起きている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)信者への人権侵害について、国連自由権規約人権委員会に追加報告書を提出した。

【連載】北の核脅威と韓国核武装 (中)米韓「核シェア」急浮上

先週、国内最大手紙・朝鮮日報の1面トップに「尹政権、米国に実質的核共有を要請」という見出しが躍った。北朝鮮が7回目の核実験に踏み切った場合、米国の戦術核をシェアリング(共有)するレベルの米国による拡大抑止(核の傘)強化を、尹錫悦政権がバイデン政権に要請したことが分かったという。

【韓国紙】脅威増す北朝鮮、内部対立膨らむ韓国

今年に入って北朝鮮のミサイル挑発は18日現在28回で歴代最多だ。北朝鮮はすでに本土や金正恩に対する攻撃が差し迫ったと判断されれば「自動的に直ちに発射」するよう、先制的な核兵器の使用を法制化している。

少子化問題の解決、補助金の増額だけで良いのか?

論説室長時代、上司の井上茂信論説委員長にはいろいろ教えていただいた。井上氏は産経新聞ワシントン支局長、論説副委員長を経て退職後、長く弊紙論説委員長の職責をこなされた。不思議なことに、その仕事ぶりより昼休みなどでのちょっとした雑談が強く記憶に残っている。

【上昇気流】(2022年10月20日)

狭山丘陵は多摩湖と狭山湖を包むように広がっている広大な森だ。東京都瑞穂町の町立文化の森・六道山公園は、この丘陵の西端にあり、標高205㍍の展望台から全方向を見渡すことができる。

対イラン制裁 欧州連合が合意 抗議デモ暴力的弾圧に  

欧州連合(EU)は17日、イラン人女性マフサ・アミニさん(22)が、警察当局に拘束中に死亡したことへの抗議デモを暴力的に取り締まったとして、関与した11人のイラン指導者と4団体に対する制裁を採択した。EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が制裁リストを明らかにした。

【連載】北の核脅威と韓国核武装  「異次元の脅威」に直面

北朝鮮は先月から今月にかけ、米原子力空母の韓国入港を皮切りに実施された一連の米韓合同演習や日米韓共同訓練に刺激されたように各種弾道ミサイルを立て続けに発射した。この事態に韓国では核武装論がにわかに高まっている。金正恩総書記の意図は何か。尹錫悦政権は北の核脅威にどう対処するつもりなのか。緊迫度を増す韓国から報告する。

【社説】通園バス 置き去り防止の対策徹底を

政府は幼稚園や保育所などの送迎バスに、置き去りを防止するため安全装置の設置を義務付けることを柱とする緊急対策をまとめた。

人命救助中だった「遊戯王」作者

人気漫画「遊戯王(ゆうぎおう)」の作者、高橋和希さん(本名・一雅(かずお)さん=60)が今年7月上旬、沖縄本島北部の海で溺れて亡くなったが、あれから3カ月後、人命救助の活動途中で亡くなっていたことが明らかになった。

城間市長、知念氏を支援 那覇市長選告示、23日投開票

任期満了に伴う那覇市長選挙(16日告示)が23日に投開票される。無所属新人で玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)=立民、共産、れいわ、社民、沖縄社会大衆推薦=と、同じく無所属新人で政権与党が推す前那覇市副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=の一騎打ちとなる。今期で退任する城間幹子市長が知念氏の支持を表明し、選挙戦に少なからず影響を及ぼすとみられている。

【上昇気流】(2022年10月19日)

ある民放の男子アナウンサーが「自分は文系出身なもんで、理系はどうにも苦手ですから……」などと語っていた。

教団解散求める弁護士たちの背景に言及せず喝采送る毎日・朝日

朝日が先週、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の「解散」を促す記事を立て続けに載せた。「旧統一教会の解散命令 要請」(12日付社会面)、「旧統一教会の調査、提言へ 解散命令につながる可能性 消費者庁検討」(14日付1面)がそれである。

食事に表れる家族のかたち

人の在り方に対しては十人十色という言葉があるが、家族の在り方も十の家族があれば、それぞれ皆違う“色”がある。

学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために

メインテーマ「学校飼育動物への関心を高め理解を深めるために~変わりゆく学校での飼育活動~」と題して全国学校飼育動物研究大会(鳩貝太郎会長)がZoomによるオンライン形式で開催された。

決選投票に向け公開討論 中傷合戦に ブラジル大統領選挙

ブラジルのサンパウロで16日、大統領選挙の決選投票で対決する現職の右派ボルソナロ大統領(67)と、左派ルラ元大統領(76)の2候補による公開討論が実施された。決選投票は30日に実施される。

奇跡を求め巡礼地へ イタリアから

ローマ・カトリック教会の近代化に貢献した第2バチカン公会議が開催されて今月11日で60年目を迎えた。会議を提唱したのは教皇・ヨハネ23世だ。教皇は信者に愛され、慕われてきた。筆者は2013年9月にイタリアの小都市ベルガモ郊外にある生家を訪れた。多くの巡礼者の群れに出会った。巡礼者の中には病に悩む人、病人を抱える家族たちもいる。

宗教と表現の自由の衝突 フランス 存在感増すイスラム

フランスで中学校教師がイスラム過激主義に傾倒する若者に殺害された事件から2年がたつ。預言者ムハンマドの風刺画を授業中に見せたとして殺害された教師は表現の自由を守ったとして英雄視されている。一方、国内のイスラム教徒の存在感は増すばかりで、フランス人のアイデンティティーを揺るがしている。